高町さんとの下校
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てた誓いみたいなもだが……
―――誠に勝つか、誠が認めるほどのスポーツ・プレイをする―――
―――そして……それが出来たら……俺達の事を名前で呼んでくれ!―――
もう、2年近く前に立てられた約束だ……。
これは俺と藤田達が友達になる際に立てられたのだが……まぁ、今はその経緯はおいて置こう。……話すと長くなるしな。
「じゃあな! 誠! また明日会おうぜ!」
「あぁ! じゃあな、藤田」
俺は藤田に別れを告げ、高町さんが待っているであろう校門を目指すのだった。
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校門に近づくに連れ、下校する生徒達の数は増えていく……
それに伴い友達と会話する声の数が比例して増える中、聞き覚えの有る声が聞こえてくる
校門に着くとそこには高町さん達3人組が居た…。
高町さんは歩道に立っている状態
バニングスさんと月村さんは白いベンツに乗車している状態である。
「じゃあね、なのは」
「またね、なのはちゃん」
「うん! アリサちゃん、すずかちゃん、バイバイ」
俺が来て直に、バニングスさん達が乗るベンツは発進して居なくなり
残された高町さんは、去っていくベンツに手を振っていた……。
「えっと……高町さん」
「ほぇ? あ! 神田君!」
車に手を振るのをやめた辺りで高町さんに声を掛ける。
高町さんは俺の声に反応して振り返る……。
振り返った先に居るのが俺と分かると、高町さんは笑顔で微笑み、こちらに近づく。
だが、高町さんはある程度近づいた辺りで、何かを思い出したのか急に笑顔から顔を曇らせた……どうしたのだ?
「えっと、ごめんね? 先に行っちゃって……」
「ん? いや、いいよいいよ。
こっちから今日の放課後空けるように頼んだ事だし……」
何事かと思えばさっきの事か……
さっきの事は俺も気にしてないし、高町さんの行動に問題はなかった。
逆に高町さんがバニングスさん達と、一緒に帰れなくなった原因を作った俺が悪いのではないか?
「それに……俺の方こそごめんな?
俺が放課後に約束入れたから、バニングスさん達と一緒に帰れなくしちゃって…」
「ふぇ? だ、大丈夫だよ!
私も今日神田君に……その…昨日の事について、お話を聞きに行く予定だったの」
両手を合わせて謝る俺を、高町さんは慌てて止める
そして、自分も聞きに行くつもりだったと話す高町さん……。
まぁ、昨日の出来事を考慮すれば、聞きに行きたくなるのが当たり前か…。
「そうなんだ……」
「うん」
高町さんは俺の言葉に頷く…
その顔はいつのまに
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