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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第24箱 「しくしくしく……… ううぅぅ……… (涙)」
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「そうなのか?」

善吉が劉一に確認するように聞くと、

劉一は、力なく頷いた……。

「う……ん。……みたいだよ。だって………僕。何にもしてないのに……捕まえられて、縛られちゃって……。」

劉一くん、シクシク…って感じです。

ギャグっぽいが、大粒の涙を流しているし…。 






(縛る理由あるのか? ここに来るとき、不知火はがいるな?って思ってたけど よく思い出してみれば、不知火の奴、道場入り口で ケラケラ笑ってたなぁ…多分あいつのせいだろう…)




って善吉は考えていた。


その考えで間違いないです。

はい……。


「しかしまあ、剣道部の連中も遅いな。最近は時間にルーズな者ばかりだ。ちゃんとしかってやらんとな。」

劉一が縛られている件はめだかちゃんにとって、もう終わりみたいです、

「おいおい、縛ってるのは解いてやれよ、めだかちゃん…」

だが、そんなめだかちゃんを見て、劉一の現状を察して、善吉が…話題を戻してくれた!

(わっ……神様だよ〜〜!!)

劉一はとたんに笑顔になる!

そして、誰もいなければ歓喜の声を上げてしまいそうにあるようだった。

「……ふむ、そうだな。剣道部の連中の事も大事なことだったが、今はこの件も非常に重要なのだ。御神同級生。私は、貴様の仕草、そして雰囲気が、つまるところ、全てが私の知る男にあまりに似ているのだ、前にも言ったが、顔を改めさせてもらえないか?特そのに前髪をだ!」

センスを突きつけながらめだかちゃんはそう言う。

「うう………」

途端に歓喜の表情から一気に劉一は萎縮する……

(これは…まずいよ…善吉君〜)

助けを請うように、劉一は善吉の方を見るが…。

期待を裏切られた。

「まぁ………顔を見せるくらいいいんじゃねぇか?なあ?劉一?めだかちゃんがココまで言うんだからオレもちょっと気になってきた。」

…………!!!


「えええ!!なんでさっ!!」


善吉、どうやら 寝返ったみたい!!

だけど、状況が状況だから、のような気がする…。

今までめだかちゃんは正しかった。

正しすぎて暴走しかねないほどにだ。

何より万が一にでも当たれば……?

善吉はそうも思っていたのだ。


「ふむ、よし!では 意見もまとまったことだ。確認させてもらうぞ?」


めだかちゃんはセンスを構えながらそう結論!


「えええっ!ぜんっぜん、まとまってなんかないよっ!だって僕何も言ってないもん!!僕の意見はっ!?」


劉一は猛抗議。

だが、何やら獲物を見るようによって来る猛獣がもう一匹増えたみたいだっ
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