海賊
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たい。
なぜかというと、緊急列車停車装置は現在このエリアを運行中の列車全てを止めてしまう。
と言うことはお客様に多大な迷惑をかけると言うこと。
それは新銀河鉄道管理局に批判を呼ぶものになる。
「副局長。フォルス分岐点では現在多くの旅客列車を収納しているため期待には答えられないとのことです。」
「そこをなんとかして入れさせろ。そうしないともう防衛省への衝突は止まらないぞ。」
「わかりました。掛け合います。」
まったく。
ことの重要性が分かっていない。
僕たちは治安を守らないといけないのに。
「NGL666が減速しています。」
「理由は?」
「機関部につけられている自動運行速度管理システムが作動したものだと考えられます。」
「いますぐNGL666近隣の警備隊に連絡をして手動による運転を行い帰還するように伝えて。」
「了解です。」
本当にひやひやする案件だ。
まさか局長がいないときにばかり問題が起こるなんて。
ただの偶然なのかな?
かなり不安何ですけど。
こんなので銀河鉄道は大丈夫なのかな?
「副局長。分岐点のシステムがダウンしています。原因は不明です。現在退避させていた列車を分岐点外に出しています。」
分岐点ジャックなのかよ。
「管理局にSDRシグナルを送って。そのあとでサブコントロールルームに移動します。」
『そうはいかないのだよ。』
「局長。どこにいるのですか?返事をして下さい。」
『分かっていると思うが本部にはいない。オレがいるのはここのサブ管制室だ。』
サブ管制室は最下層ブロックに用意されていたはず。
でもデレクトゥス分岐点とは違い管制システムは完璧に独立している。
『良いものを見せてやろう。』
液晶画面に出てきたのは銀河レビュース分岐点管理センター管轄内シールド管制システム。
及び元銀河鉄道主要惑星シールド管制システム。
この二つに時限爆弾が仕掛けられていた。
威力自体は高くない。
でも破壊されたら運行に危険を伴う。
「オレと一緒にこの銀河鉄道も終わりだ。」
その瞬間に局長は時限爆弾でサブ管制室の装置を破壊して死んだ。
銀河鉄道はこのあと、前代未聞の問題に直撃することになる。
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