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銀河鉄道物語 リリカルな異世界[地球]
海賊
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「総員に通達します。現在レビュース分岐点は機能を削減しています。」
レビュース分岐点は現在防衛省に通信を入れるためエネルギーをためていた。
新銀河鉄道管理局防衛省。
新銀河鉄道の防衛の要。
そして所在地は不明。
唯一知っているのは多分未来兄さんくらいであろう。
「また現在宇宙空間に第一種警告が出ています。」
何故か知らないけど防衛省からの第一種警告発令。
その事に関して今問い合わせているのだ。
「新銀河鉄道管理局より入電。新銀河鉄道管理局防衛省が何者かに占拠されたそうです。要求はまだないようです。」
へぇ。
えっ。えぇー。
ヤバイじゃん。
防衛省と言うことは空間砲弾の制御室も此処に有るんじゃん。
でもこのタイミングでの防衛省占拠と言うことは他の事件にも関わっているかもしれない。
それならここでそいつらを捕まえれば一連の騒動は収まるはず。
なら私がやることはひとつ。
周辺に待機中の空間鉄道警備隊(SDF)を集めて防衛省奪還任務を行う。
幸いなことに私たちの分岐点から防衛省は遠くはない。
ちなみにレビュース分岐点の警備組織は魔法警備隊(MR)が一小隊しかいない。
もしもの時のために用意しておいたNGL666。
新銀河鉄道の最新車両である。
NGL666は先端がドリル担っていてどんなところでも通ることができることが利点である。
「NGL666の発車を許可します。」
自立型運行システムで目的地を設定し、行動を入力すれば必ず実行する。
実行内容は極秘として扱っている。
「夏村副局長。管理局本部よりただ今の誤報だと発表されました。原因はいまだに不明らしいです。」
なんで問題が起きるときに局長はいないの?
僕はまだここに配属されたばかりだから局長が非常時にいないと本当に困る。
「副局長。NGL666が制御出来ません。何者かにコントロールされています。」
「緊急事態宣言。全空間軌道に警備を急いで。最悪NGL666の破壊を許可します。」
そんな。
NGL666の指令パスワードは僕か局長しか知らないはずなのに。
「警備中のSDF(空間鉄道警備隊)より報告です。NGL666は制限速度を遥かに超えるスピードで管理局防衛省に向かってるとのことです。」
「空間軌道内緊急列車停車装置を作動させてください。また脇線に入れてください。ポイントは今すぐ切り替えてください。」
「しかし走行中の列車もまだあります。今すぐにポイントを変えてしまうのは得策ではないと思います。」
たしかに得策ではない。
でもやらなければならない。
『NGL666がフォルス分岐点を通過します。』
「フォルス分岐点に連絡してNGL666を脇線に入れるように頼んでください。」
「了解です。」
最後の頼みは緊急列車停車装置だけれども使わずに終わり
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