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IS《インフィニット・ストラトス》 〜死神の序曲〜
本編
ラウラ・ボーデヴィッヒ
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…挨拶をしろ、ラウラ」

「はっ!教官!」


織斑先生にたいしては敬礼で素直か。

確か織斑先生はドイツ軍に一時期教官として行っていたんだっけ。

たぶんその時になついたのかな。


「ここではそう呼ぶな。もう私は教官でない。それにお前もここでは一般生徒だ。私のことは織斑先生と呼べ」

「了解しました」


おぉ!

ラーちゃん凄い。

あの織斑先生に頭を抱えさせたよ。


「ラウラ・ボーデヴィッヒだ」

「………」


うわぁ、クラスメイトまで一瞬にして黙らせたよ…。


「あ、あの、以上……ですか?」

「以上だ」


アハハハハハハ♪

ヤマヤ先生の返しにそれはないでしょうに。

だ、ダメだ笑いそう…。

ん?一夏をジッと見てる?

って殺気がビンビンしてる !?


「貴様がぁ!」


そう言ってラーちゃんが一夏にたいして手を振り上げる。

それを僕は即座に間に入り込んでラーちゃんの手を掴んで止めた。


「一夏大丈夫?ラウラさんだっけ?いきなり手を上げるのは良くないんじゃないかな?」


一応僕はラーちゃんとは面識がないことになっているのでラウラさんと呼ぶ。

ん〜、こっちのが慣れないなぁ。

ん?ラーちゃんの動きが止まった?


「…レイ?レイなのか…?何故……何故お前がここにいるんだ…?」


わあ♪覚えていてくれたんだ♪

さて、どう返すかな…。

返答次第では正体がバレるよねこれ…。

〜レイsideout〜










〜ラウラside〜

私はIS配備特殊部隊『黒兎隊(シュヴァルツェ・ハーゼ)』隊長、ラウラ・ボーデヴィッヒだ。

私は織斑教官がここで働いていることをつきとめ、ドイツから日本まで来た。

教官にもう一度ドイツでご指導してくださるように直談判する気だ。

転校してすぐに朝のホームルームで紹介された。

私は自己紹介などするつもりはなかったのだが織斑教官がするように言ったので簡潔にした。

そして教官を堕落させてしまう元凶を見つけたため、私は即座に頬を叩こうとしたのだが何者かに止められた。

その者に文句でも言おうと顔を向けると私はそこで硬直した。


「一夏大丈夫?ラウラさんだっけ?いきなり手を上げるのは良くないんじゃないかな?」


何か言われていたが耳に入らない。

私は確認しようと尋ねる。


「…レイ?レイなのか…?何故……何故お前がここにいるんだ…?」


私がそう言うと頭を傾げてあちらから私に尋ねてくる。


「えっと……はい。私は長岡 怜っていう名前ですけど……」


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