After days
挿話集
Calibur―聖剣―
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それに構わず刀を振りきり、戦いを終わらすべく、『対集団用ソードスキル』を発動する。ソードスキルの実装に伴って新装されたOSS(オリジナルソードスキル)システム。
――4連撃、『デットエンド・バーン』
三次元全方位に剣閃が走った。
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「ふむ……。大太刀のOSSは4、5連が限界だな」
彼の場合、自分が作った剣技を付け足す作業のようなものだ。『無理な動きは出来ない』という前提があるため、動きが限定されてくるのがネックだ。逐次改良はしているが、感触的には4、5連のOSSがもっともしっくりくる。
だが、『改良』のためにいちいち吹っ飛ばされる4人(実害3人と1匹)は堪ったものではなかった。
「……つーか、あたし的にはそのOSSを作り出す根性が既に理解できんわ」
「同意ね。……メイジもオリジナル魔法とか作れないかしら」
「僕は《二刀流》スキルが消えちゃったのが残念だけどね」
「ははは。モノを作り出すってんのは中々いいもんだぜ?どうだいアルセ、短剣ぐらい見繕ってやろうか?」
「……考えとく」
話がひと段落した所で時刻は午前10時を回った。
「さて、そろそろ本日のメインイベントといきますか」
「待ってました!」
揃いも揃ったALO屈指の豪傑4人は何も的役ではない。
ヨツンヘイムの奥深くに眠る最強の剣、《エクスキャリバー》の獲得クエストに挑むのだ。
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時間は少々遡る。朝の鍛練を終え、部屋に戻ると携帯にキリトからメールが入っていた。
「ふむ……?」
何でも、エクスキャリバーを取りに行くから手伝ってくれ、という内容だった。
「まあ、良いか」
残念ながら沙良は昨日から何処かに出掛けていて、帰ってくるのは夕方になるはずで、参加は出来ない。
と、すれば……
「久々に連絡してみるか……」
螢はメーラーを立ち上げ、連絡先を挿入すると、少し楽しそうに文章を打ち始めた。
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ついでに先程の模擬戦をしたわけだが、全員(ハンニャは不明)が恐ろしく戦闘技術がパワーアップしている。もはや1人で相手するのは無理ゲーだった。
とにもかくにも、集合場所であるイグドラシル・シティ大通りに看板を出す《リズベット武具店》にやって来ると、キリト(の頭の上にユイ)、アスナ、リーファ、シリカ(とピナ)、リズベット、クラインそしてシノンが居た。
「おっ
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