暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
もしも最強のドラゴンを従者にしたら・・・?
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が何というか・・・聞きたい?』
「その言い方されると聞きたくないなぁ・・・」
『お風呂で居眠りした結果溺死しました』
「結局言うのかよヲイィィィィィィィ!!」
まぁ確かにその死に方は、何というか・・・ない。せめて誰かをかばって交通事故で死んだとか病死ならまだ恰好がついた。だが風呂で溺れるってのは日本では結構多かったりするんで生々しい死に方でもある。居眠りでもしたのか、それとも血糖値か。よく知らんがどうにも俺は考えている以上に不健康な生活を送ってたらしい。
んー・・・いかん、脳味噌が働いていない。寝不足のまま深夜に突入して思考の悪循環に陥った時みたいな感覚ある。自分が死んだとか何とかがよく分かんなくなってきた。
「・・・え?じゃあここ死後の世界なの?って言うかお兄さん誰よ?」
『ここは・・・何といえばいいかな?決まった名前はないからお好きにどうぞ?』
「じゃあ徹○の部屋」
『OK、それは止めようか。なんか気が付いたら隣に○子さんがいる気がしてきて落ち着かないから』
よく分からんが勝った。俺が勝ったのか徹○が勝ったのかは知らんが。るーるるっるるるるーるるー・・・と何処からか音楽が流れそうな名前になることは回避されてしまった。
「時に、あんた誰?」
『誰に見える?』
「・・・取り敢えず、見た目は司書かな」
『じゃ、それで』
・・・そのちょくちょく上から目線の物言いが気に入らないんだが。そして結局この司書さんは何がしたいのだろうか。いい加減展開が読めずにイライラしてきたので足元の本を適当に拾い上げて投げつけようとし―――
『ああ、まぁあれだ。僕が君に何の用があるのかそろそろ聞きたいんじゃない?取り敢えず本降ろして話しようよ。適当に腰掛けて』
「本の上に座るのは行儀が悪いと思うが・・・ま、アンタの本っぽいからいっか」
『なかなかにいい性格してるね』
取り敢えず近くのバランスが良さそうな本の山に腰掛ける。主導権を握られてるのはどうにも気に入らないが、話が進まないからな。腰を据えると、司書はぺらぺらと喋り出した
「で?茶々を入れるのは好きだけど、入れられるのは嫌いなんだ。本題は?」
『勝手だねぇ・・・・・まぁ実は君が死んだことでエントロピーがネゲントロピーして思いがけず大変なことになってしまったから、解消するために君をどっかの平行世界に送っちゃおうという話だよ。いわゆる神様転生って奴だと思ってくれ』
「アンタから急にネット界の住民臭がしてきたのは気のせいか?」
俺が死んだことより神様転生よりそれが一番気になる。っていうかアンタ神なのか?正直威厳とかオーラとか、そう言うスゴイ人オーラは感じない。むしろなんかウザい人オーラは感じるけどな。
しかしエントロピーがネゲントロピーって意味わかんないな
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