暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
もしも最強のドラゴンを従者にしたら・・・?
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〜???〜
ここ、どこよ。
俺が真っ先に抱いた感想は、多分日常生活で使う機会のないそんな一言だった。・・・いや、迷子になったり電車に乗り間違えたらそういう言葉を使うかもしれないがそんなことは今はいい、重要な事じゃない。
取り敢えず周囲を見渡してみると、何所まで続いてるんだかわからないくらい続く本棚と乱雑に積み重ねられた本の海が広がっていた。なんなんだこれ?よく見たら雑誌やら資料の束やらファイルやら、とにかく紙で出来た情報媒体で足元が埋め尽くされていた。ジャンルなんかは良く分からないが、普通の文学作品からマンガまでいろいろあるように見える。
「紙だらけだな」
『神だけにね!』
「・・・・・・え、何々?聞こえなかったからもう一回言って?」
『やめてよね!自分でも言ってちょっと後悔したんだから!』
じゃあ言わなきゃいいじゃない。どうして自分を傷付けるの?貴方が悲しいと、私も悲しい。みたいな標語的な文章を考えつつ声がした方を振り返ると一人の男が立っていた。
『全く・・・もういっそ面白くないって言ってくれればその方が楽だよ』
「面白くなさ過ぎて白けた」
『うん、ちょっとは歯に衣着せようか』
図書館の司書さん・・・うん、そんなイメージの人だと思った。威厳もないし、特別目を引く特徴も無い。なのに、何所か今まで見てきた人間と違って”浮いて"いる。人の姿をしながらもどこか現実から切り離されたような感じ。本当にただ直感的に、「この人は変な司書のおっさんだ」と感じた。
と、司書が呆れた顔で俺を見る。どうした?もしかして俺ってばシャツのボタン掛け違えてる?と思ったが、全然違った。
『君は何故自分が此処にいるか分かっているかい?』
「え?何で?」
唐突にかけられたその声に、俺は馬鹿正直に聞き返した。この夢の中みてぇな現実味のない空間に来た理由なんていくら考えても心当たりなかったし。それとも俺に図書館へ向かえとガイアが囁いているのか?それは何と言うか、いやなお告げだな。と考えていると、そこで司書さんから衝撃のカミングアウト。
『まぁ簡単に言うと君は死んだんだ。いくら呼んでも帰っては来ないんだ。もうあの時間は終わって、君も人生と向き合う時なんだ』
「・・・・・・死んだのぉー!?」
超展開である。だが二次創作とかでは割と良くあるパターンだったりもするが。内心「そうだこれは夢なんだ。眼が覚めれば夏休みが待っている」とか考えていただけの俺の衝撃は大きかった。というか死んだのにまた人生と向き合うのか?よく分からん事を言う。どことなく哲学的な気がするが、高確率で気のせいだ。
司書は西洋人みたいに両肩をすくめてヤレヤレとジェスチャーを取った。何か特に理由はないがイラッとするな、こういう仕草する奴。
『しかも死因
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