暁 〜小説投稿サイト〜
ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第10話 激闘の果て…
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
まで……
そう決めていたはずのに………。
「ジャ…ック…………。」
アカーシャの目から涙が零れ落ちる…
そのアカーシャの視界がぼやける……
それは、まるでピントが合っていない写真のようだった…
そんなときだった!
“ズシャ………”
「!!」
アカーシャが何かが動いた事に気づいた!
爆発で出来た灰の中。
そこで…何かが動いたのだ。
それはほんの一瞬だったが。
確かに動いた………。
「まっ……まさか………ッ!!」
急いで そこへ向かう。それに気づいた2人も後に続く。
アカーシャは動いていた辺りを懸命に掘り起こす。
そして。
中で倒れていたのは……。
「ジャック!!」
感極まりながらアカーシャは彼の体を抱き起こした。
しかし……
ジャックは何も言わない。
反応もない。
まるで…眠っているかのようだ………。
「ジャック……?」
アカーシャは抱かかえ、何度も呼びかけるが……。
答えてくれない。
あの優しい笑みを……見せてくれることは無かった。
「アカーシャ!ジャックは無事か?」
東方不敗も少し遅れて到着した。
「それが……息はあるのに 体温が異常に低くて 鼓動も弱いの……どうし……どうしよう……。ジャック……ジャックが……!!」
ジャックを抱きかかえながら 顔を青くしたアカーシャがジャックの容態を伝えた
「見せてみろ!」
退魔師である御子神がジャックの体を調べる。
「心配ないとは 言えんな…… おそらく魔力を極限まで消費した代償だろう…巨大なエネルギーとは術者の生命力にリンクしていることがある。ジャックも行く前に言っていただろう…?」
アカーシャはその御子神の言葉を聞いてハッとする。
……確か彼は、に術を使えば身動きが取れなくなるといっていた。
「……でも 本当に……大丈夫なのよね?」
心配性のアカーシャだ……。
ジャックのこういう状態で、安心できるわけがなかった。
「ああ、 時がたてば 霧散した 奴の魔力が回復じゃろう。 ……アカーシャよ少し落ち着け。普段のお主ならば このくらい気づくじゃろうに。」
東方不敗もそう判断。
(アカーシャの性格上それは皆無か……。)
ジャックの言うようにアカーシャの最大の弱点は優しさにある
瀕死の仲間の手前 冷静にはなれないことは分かっていたことだった。
「そ そうね……ごめんなさい。取り
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ