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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第19話 BOSS直前チュートリアルです
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すかさずスイッチして飛び込んでくれ」
キリトがそう言うと、リュウキが微笑んだ。
「……キリトがどれだけ腕が上がったか、お手並み拝見だな。
弾き
(
パリィ
)
、見せてもらうぞ」
リュウキは笑いながらそう言っていた。
「見てろよ……。やってやるさ。」
リュウキのその言葉を聞いてキリトの腕に自然と力が入ったていた。だが……このやり取りを見ていた2人は……判らないところがあった。
「ねぇ……?」
「あの……」
アスナとレイナは、殆ど同じようなタイミングで。
「「スイッチって?」」
キリトとリュウキの2人に聞いていた。
「………」
「もしかして……知らない?パーティ組んだ事あるみたいだけど……?」
キリトはそう聞くけど……2人とも首を縦に振る事はなかった。そして、リュウキはある事を思い出す。
それは、初めてパーティ申請をした時。
レイナはパーティの組み方さえ知らなかった。なら、如何に基礎、基本だとしても……、《スイッチ》を知らなかったところで不思議ではない。
「……
家
(
ホーム
)
で説明してればよかったか」
リュウキは思わずそう呟く。それなら、多少は練習が多くできるし、このままでは殆どぶっつけ本番になってしまうからだ。そのリュウキの言葉を聞いて。
「えっ……? レイ……ひょっとして、泊めてもらってたの?」
アスナは驚き声を上げていた。異性の家に泊まったのか?と驚いたのだ。
「わ、わわっ! ち……違うのっお姉ちゃん! 私はその……お風呂が……。貸してくれるって、え、えと、わ、私何をっ あ、あぅぅっ……」
レイナは慌てながら説明をしようとするが、言葉が上手く纏まらずいえなかったようだ。だが、アスナにはそれだけの説明で十分だった。
「っ……!」
レイナの言葉にアスナも声を無くしていた。アスナも自身にも身に覚えがあるからだ。
「それは……仕方ないよね……」
だからこそ、意味深にそう答えるアスナ。
最初の大声と威勢は何処へ行ったのだろうか?そう思えるほどに……彼女の声の大きさが変わっていた。
「ぅぅ……ん? あれ……? ひょっとして、お姉ちゃんも……?」
今度はレイナがそう聞いていた。アスナの態度から想う所があったようだ。
「ち……ちがっ……。(……う事もない……)」
アスナは、最後までは言えずに口ごもってしまっていた。
「あのー……そろそろいいか?」
キリトとリュウキが2人の間へ入る。
「……説明したいんだが」
アスナとレイナにそう言うと。
「わ……わかった」
「うん……ヨロシク」
2人とも、僅かに頬を赤くさせながらも、大人しくなっていた。
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