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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第19話 BOSS直前チュートリアルです
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られなかったのか。自分自身に腹が立つ程に、それからずっと……彼女を想っていた。町についてもまずは、妹を探した。一度、《はじまりの街》に戻って、黒鉄宮の《蘇生の間》へも向かった。
その場所には大きな金属製の巨大な碑が設置されている。
話しによれば、βテスト時代には存在しなかったものであり、その表面には1万人のプレイヤーの名前が刻まれている。……そして、死んでしまった者の場所に打ち消し線が刻まれるのだ。妹が、レイナが無事かどうかを確認をしていたんだ。
何度も、何度も……。
「おい」
そんな時キリトがアスナに声を掛けた。
「そろそろ出発だぞ」
キリトがそう言うと、アスナはコクリと頷き、後ろに続いた。
「………お姉ちゃん」
そんなアスナの後ろ姿を見て呟く。姉の葛藤、そして姉の想いも。レイナは心の何処かでは判っていた筈なんだ。故にあの時、気持ちを判ってあげられなかったと言うのはお互い様なのである。
2人ともが、後一歩が踏み出せずにいた。
レイナがそう考え込んでいた時。
「今は、戦いに集中するんだろ……?」
傍にリュウキが近づいてきた。
「ッ……うん、彼の言うとおり……今日誰一人欠けずに帰ってくるから。……私も頑張るって決めたの」
レイナは力強くそう答えた。目には強い信念も確認できた。
「……良い答えだ」
リュウキはそう言うと、横並びに歩いていった。
そして、自然とキリトたちと合流した。
このレイドの中では少数パーティだからだ。だからこそ、示し合わせたわけでもなく、自然と4人のパーティとなっていた。初めは頑なに拒否するように離れた筈なのに。
レイナは、BOSSに勝つ為に。
そして最後には姉と仲直りをする為に、頷いた。それはアスナも同じだった。言葉こそ殆ど交わしていないが、同じ想い同じ気持ち……それが重なった時、だった。
キリト、そしてリュウキは2人を見て、BOSS攻略なんてきっかけに過ぎないと感じた。
暫く、迷宮区へと歩いていくときに、キリトが声をかけた。
「……確認するぞ。オレ達アブレ組みの役目はルインコボルト・センチネルって言うボスのとりまきだ」
そう言うと、皆が頷いた。事前に簡易的に打ち合わせはしている。人数が少ないから、戦力外として扱われたのではないか? と不満のあるアスナだった、レイナも苦笑いをしていた。
だが、リュウキとキリトはそうは思わなかった。人数の差は仕方が無いし、何より全体をじっくりと見渡すと言う意味では、この位置がベストなのだ。
最終的には全員了承済みというわけだった。
「オレが奴らのポールアックスを《ソードスキル》で跳ね上げさせるから、
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