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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter6「日常の一コマ」
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フォワードのブレイン。少しの心情の変化でチームの動向に変化が起きてしまう。日頃スバルに足を引っ張るんじゃないよと口癖のように言っている身からすればよろしくないのだ。
(けど…私は……)
ルドガーに過小評価をするなと注意を受けたティアナだが、やはりそう直ぐには考えを改める事はできない。それにこのある意味ではこの執拗なまでのティアナの自分に対する低評価がここまで彼女を強くさせ、ひたすらめげずにやってこれたはずだ。決してティアナの思っている事全てが間違っている訳ではい。
「はぁ……とりあえずもう一回いくか?」
「当然です。まだいきますよ」
この気持ちと強くなりたいという想いを持って訓練に励めばいつか自分が決して弱くない事にも、強いという事にも気づいてくれる…そして“力”を持つ者に必要な物にも必ず気付くとルドガーはそう信じる。
「ルドガーさ〜ん!」
「 ? 」
これからティアナに位置に着けと言おうとしたら自分の名前を呼ぶ声が聞こえ、そちらを見る。
「あれ、リイン曹長?」
2人の元へ身長30センチ程の銀髪の少女が宙を浮きながら近づいてくる。なんと言うか、大きさこそ違うがその姿をみるとミュゼを思い浮かべるのは仕方のない事なのだろう。
「どうしたんだリイン?今日の昼の調理担当は俺じゃないから要望の物は食えないからな」
「えー!折角トマトソースパスタのソースの量をもう少し増やしてもらおうかとお願いしようと思って…ってそうじゃないですぅ!」
いや、ノリノリで自分の要望を垂れ流してたくせに何否定してるんだと教官と生徒は目の前の小さい少女に内心ツッコミを入れる。
「ルドガーさん、はやてちゃんから何か言われてませんでした?」
「はやてから?」
何やらリインは頬を含ませてルドガーに話している。あと目も少々吊り上がっている事から怒っているのか。顎に手をやりリインが言うはやてが自分に言った事を思い出そうと頭を使う。
「あっ……」
ようやく思い出した。それは昨日の夜の事だった。風呂上がりに販売機でコーヒーを飲んでいる時にはやてから午前11時に部隊長室に来るように言われていた。なんでもミッドに飛ばされて日が浅いルドガーにミッドの一般常識及び文字の読み取りを教えるとの事だった。
「しまった!ごめん、リイン!」
「ぶー!その言葉は私にじゃなくはやてちゃんに言う事だと思いますです!」
あたふたしながら、部隊長室に向かうとするルドガー。
途中ティアナに何も言っていない事に気付き振り返り距離があるので大声で話す。
「悪いティアナ!完全に俺のミスだ!残りの時間は軽く自主練でもしてくれ!本当にすまない!」
手を振り今度こそ走り出す。そんなルドガーの背中を見ている
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