暁 〜小説投稿サイト〜
環の理
鋼の錬金術師
中央2
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
いいぞ」

 「えー?」

 「ぐーぐー(あの子はどうすんの?)」

 「私がここで報告を待つよ」

 「そっかー。じゃー安心だねー」

 「ぐーぐー(それでは)」



 二人ともあっさりと帰って行った。お前達……薄情だな。





 〜〜〜〜〜〜





 「……派手、だな」

 「そうネ」



 マリア・ロス元少尉が脱走するも、マスタング大佐に殺される。炭屑になるまで焼かれるが歯の治療痕により本人と断定、か。



 「どう見る?」

 「自作自演乙アル」

 「それにしても粗が目立つがな」



 治療痕なんてカルテさえあれば簡単に錬成出来る筈。マスタング大佐程の腕前なら尚更だ。



 「焼死体も偽物でそれっぽく錬成してるんだろうな」

 「そうアルか?」

 「伊達にイシュヴァール経験者じゃないよ」



 何百人もの人間を焼けば、嫌でも詳しくなるだろうよ。



 「ご苦労だった。ボーナス一割増だ」

 「やったアルよ!大佐大好きネ!」

 「はいはい」



 そろそろヒューズ中佐の身を他の場所に移すべきか……軍じゃあ安心できないだろうし。本人と相談してみるか。中華の話を受け流しながらそう考えた。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ