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ハイスクールD×D混沌竜のドラゴンスレイヤー来る!!
第5話 アーシア救出決行、混沌竜大暴れ!
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大きな間違いよ。兵士には他の駒には無い特殊な力があるの。それが昇格(プロモーション)よ」

 部長の言葉に一誠はは訳がわからず困惑している。

「実際のテェス同様、兵士は相手陣地の最深部へ赴いたとき、昇格する事ができるの。(キング)以外のすべての駒に変化することが可能なのよ。イッセー、あなたは私が敵の陣地と認めた場所の一番重要な所へ、足を踏み入れたとき、(キング)以外の駒に変ずることができるの」

 部長の言葉に一誠は理解したのか驚愕している。

「あなたは悪魔になって日が浅いから、最強の駒である女王(クイーン)へのプロモーションは負担がかかって、現時点では無理でしょう。けれど、それ以外の駒になら変化できる。心の中で強くプロモーションを願えば、あなたの能力に変化が訪れるわ」

「それともうひとつ。神器(セイクリッド・ギア)について。イッセー、神器(セイクリッド・ギア)を使う際、これだけは覚えておいて」

 部長はイッセーの頬を撫でながら言った。

「―――想いなさい。神器(セイクリッド・ギア)は想いの力で動き出すの。そして、その力も決定するわ。あなたが悪魔でも、想いの力は消えないの。その力が強ければ強いほど、神器(セイクリッド・ギア)は応えるわ。最後にイッセー、絶対にこれだけは忘れないこと。兵士でも王は取れるわ。これはテェスの基本よ。それは悪魔でも変わらない事実なの。あなたは、強くなれるわ」

 それだけ言うと部長は朱乃さんと一緒に魔法陣からどこかへジャンプした。
 それを見ながらジオは笑みを浮かべた。

(部長も素直じゃないんだから、『私が敵の陣地と認めた場所の一番重要な所へ踏み入れたとき、王以外の駒に変ずることができる』って。これって、遠まわしに『その教会をリアス・グレモリーの敵がいる陣地だと認めた』こだろうに)

 ジオは一誠が祐斗と話している内に気付かれない様に部室を抜け出し教会に向かった。

(イッセーのためと前回何もできなかった分暴れさせてもらうぜ!)





「オラ〜〜〜!!」

バキャ!

 教会に入ったジオは臭いを辿り聖堂前にきた。聖堂の扉を蹴破り中に入った。もう使われていないのに中は普通だったが、十字架に磔になってる聖人の彫刻の頭部が破壊されている。
 俺は聖堂内を見回し柱の影から濃い血の臭いを嗅ぎ取り、柱に目掛けて攻撃した。

「混沌竜の槍撃!!」

ズドッ!

 腕に纏った純黒の波動が槍状になり柱に風穴を開けた。柱の影にいた存在、白髪の神父、フリードは慌てて跳び出し避けた。

「ウキャ〜〜!あぶね!あぶね!悪魔を待ち伏せていたら得体の知れない奴が入って来て、いきなり殺しに来るとか!俺って舐められてんの?舐められてんですね!いいですよ〜〜。
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