暗闇の中の出来事・3
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情が歪みそうになるけどそれを無理やり抑え込む。
「ランを信じる。俺は、兄貴を憎むフリをすればいいんだな?」
サスケが私の手に自分の手を重ねてくれた。
「あぁ」
「俺は暁で様子を見る。それでいいか?」
イタチも手を重ねてくれた。
「はい。お願いします」
予想よりもあっさりと仲間になってくれた二人。それが不思議だったけど、上手くいったからいいのかな。
「言い忘れてた。二人とも、宵闇族の事は忘れてくれ。それを知っている事で命を狙われるかもしれない」
テンと私の関係も説明はしてないけど、イタチさんは多分何かしらには気付いたかもしれない。でも、それを口に出すイタチではなかった。
おそらくだけど、私たちの事を調べるかもしれない。でも、イタチなら上手くやってくれそうな気がする。
〈ラン。そろそろ帰るぞ〉
「ん。わかった」
狐から鳥の姿へと戻るテン。
「おやすみ」
イタチとサスケに言い、再び風を纏い、うちは一族の土地から抜け出した。後はサスケとイタチの演技力にかかってくる。それは頑張ってほしい。
あぁ…でも宵闇族に興味をもったならそれは私の責任だ。
つい言っちゃうんだよね。あの状態になると。自分が自分でコントロール出来なくなる。なんでだろうなぁ…。
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