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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter5「初教導と初生徒」
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「随分ルドガーの奴に入れ込んでんだな、我らの烈火の将様はよー」

ちゃかした感じの口調でニヤリと笑うヴィータにシグナムはこめかみがピクッと一瞬動かし口を開く。

「…よかったなヴィータ。同じ武器を使う仲良く慣れそうなお友達が出来て」

「なっ!?」

お返しとでも言うかのようなシグナムの言葉により一気に立場が逆になり、首にかかっているアイゼンに手を掛けようとするが今は新人達がいる前で副隊長である自分が場を乱すような行為はできないと自身に言い聞かせ悔しそうな表情で押し黙る。

「はいはーい!これにてルドガーの実技試験は終わりや!で、なのはちゃんルドガーの事使ってくれるか?」

訓練の調整をしているのは基本なのはだ。
こればかりは部隊長といえど勝手に決める訳にはいかない。
現場の声を優先しなければ現場はパンクしてしまう。

そしてなのはの回答は…

「うん、採用だよ。最初は渋ってたけど、あんな戦い方見せられたら逆にこっちからスカウトしたくなっちゃったよ」

「左様か。ならさっそく今からルドガーには体験として訓練に混じってもらおか」

「訓練に参加するのはいいが、模擬戦は流石に今は無理だぞ?さっきの試験で大分疲れてるんだよ」

「わーってるって!ほんなら後は頼むよなのはちゃん」

「了解です、八神部隊長!」

にっこりと笑い敬礼する。
この笑顔を見てルドガーは思う……何故機動六課は美人ぞろいでおまけに女性ばかり多いのか…と。
ある意味ではハーレムだなと思うが、美しい物ほどトゲがある……それがルドガーがあのあの旅の中で悟った事であり、二度と味わいたくはない生き地獄だ。
……主にあの露天風呂での出来事は男性パーティにとっては軽く命に危機すら覚えたトラウマ物である。

それからはやては軽くルドガーを激励し、隊舎へ戻って行った。
個人的にはルドガーが新人と訓練する姿を見て見たいようだったが、部隊長としての仕事が山積みであり、今日ここまで試験を見に来たのも大分無理をしてきたようだった。
そんな彼女にルドガーは何だかんだ言って感謝の気持ちで一杯だ。
せめて何か彼女に何かをして上げたいところではあるが……

「行くよルドガー?」

「え?あ、ああ」

考え事をしている間にいつの間にかフェイトが目の前にいて驚く。
…こんな調子では恩返し以前に仇で返してしまいそうだ。
廃都市の街中に移動するとまずは隊長格+ルドガーとフォワードメンバーて別れて午前の訓練についてのミーティングが始まった。
余談だが今隊長格の中にはシグナムはいない。
ルドガーとの戦闘の最中、完膚無きまでにレヴァンティンの鞘を破壊されたので、今はデバイスルームに行ってシャーリーに修復を頼んでいるようだ。

「まずは訓練
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