同盟会談〜
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て嘘ついたの?」
それに咲はひきつった笑顔で答える。
「いいえ、事前の打ち合わせなしで捲き込まれました・・・!」
キリトを軽く睨む。しばらく様子を見ていると・・・アリシャがキリトにくっついた。
「フリーなら、キミ・・・ケットシー領で傭兵やらない?弟くんもいるし、三食おやつに昼寝つきだヨ」
「「なっ・・・」」
口元をひきつらせる女子二名。
「おいおいルー、抜け駆けはよくないぞ」
と、サクヤもキリトの反対側に絡み付く。
「彼はもともとシルフの救援に来たんだから優先交渉権はこっちにあると思うな。キリト君と言ったかな・・・どうかな、個人的興味もあるので礼も兼ねてこの後スイルベーンで酒でも・・・」
ぴきぴき。・・・と、更に音が聞こえた。やばい、胃が痛くなりそう。
「あーっ、ずるいヨサクヤちゃん。色仕掛けはんたーい」
「人のこと言えた義理か!密着しすぎだお前は!」
完全にキリトも困ってしまっているようだ。・・・先に動いたのは・・・リーファだった。
「だめです!キリト君はあたしの・・・」
三人がリーファを見る。
「ええと・・・あ、あたしの・・・」
その時、咲がいなくなってるのに気がついて振り替えったら・・・真横を突風が突き抜けた。
「この・・・アホォォォォォ!!」
「げはぁ!?」
咲の飛び蹴りがキリトに炸裂し、キリトは吹っ飛ぶ。
「(あれ、デジャヴ?)」
崖から落ちながら体制を立て直すが、咲が追撃の右ストレート。
「おいおい・・・」
キリトは必死に避け続けている。俺はため息を吐いて二人を追いかける。近づくと会話も聞こえてきた。
「この馬鹿!変態!たらし!女の敵!」
・・・あぁ、考えるまでもなく“早貴”で固定されてるよ、あれ。
「お姉ちゃんとリズならまだしも他の女にデレデレと・・・!」
「ちょっとまて!なんでリズが出てくる!?」
「うっさい!この浮気者ぉ!」
「そうです!浮気はダメですよ、パパ!」
「ちょ、ユイまで・・・!」
「あはは・・・」
もう笑うしかないね、この状況。とりあえずリパルと詠に咲を止めてもらい、戻ってからアリシャとサクヤに説明する。すると彼女たちも世界樹を目指しているらしく、今回の同盟もそのためらしい。しかしまだ資金が足りないそうなので・・・俺達のユルドを殆ど渡す。・・・その額に二人は固まったけど、協力を約束してくれた。さてと、先を急がないと。世界樹は目の前に近づいていた・・・・・・
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