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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第18話 もう1人の少女
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そう付け加えて言っていた。
リュウキも、この世界で誰かが命を落とす事、それを何よりも防ぎたいからだ。逆にキリトは彼の言葉を聞いて、決意を感じて真剣な表情から、表情を落とした。
……自分だけが生き残れれば良いと考えていたからだ。
その自分とは違ってリュウキは……と キリトは感じたのだ。
「ッ……」
キリトは言葉を出す事が出来なかった。その表情を見て、大体察するのはリュウキ。
「キリト。あのキバオウって奴の言葉なら、気にするなよ。……皆其々がとった行動に、正解も無ければ間違いも無いと考えている。……そしてオレは、お前の行動は、間違えてないと思う。無理にでも連れて行けば、蟠りも生まれていたかもしれないしな」
リュウキは、キリトの表情はその事だと推察していた。
「えッ!?」
キリトは驚きながらリュウキの方を向いた。
「この生き死にのデスゲーム。……それに直ぐに順応なんて出来るわけが無い。あのキバオウと言う男が言うような行動など。直ぐに冷静になって、10、000もの人間を先導する様な事が出来る筈が無いだろう。……自分の事で手一杯のはずだ。 逆にクエストを行い、旨い狩場の事。それは情報を取得し、提供したとも取れるだろう。アルゴの発信力のお陰で、プレイヤーには伝わって言ってるんだからな。まぁ……オレが言っても説得力ないか?」
リュウキは、そう言うと。オブジェクト化したアイテムのパンを齧った。
「はは……リュウキ。ひょっとして、オレの事を慰めてくれてるのか?」
キリトは、笑いながらリュウキを見ていた。いつものリュウキのキャラじゃないって思えた。β時代 いつも置いて前を只管進んでいた彼とは違って見えた。
「ッ……そんなんじゃない。お前が今回の事を引き摺って、その油断でBOSSにやられてしまっては目覚めが悪いからだ」
リュウキは、キリトから顔を逸らしてそう返した。明らかに図星である。
「そうか……ありがとな。大丈夫だ」
キリトはそう言って笑っていた。
確かに……大丈夫のようだ。キリトは自分でも判る。心が少しだけ軽くなったから。
逆にリュウキは、……キリトを見て これは余計な世話だったか?とも思えてしまっていた。
「あ……そうだ。もう一ついいか?」
突然キリトが……なにやら挙動不審になりながら口を開いた。
「……ん? 別に構わない。ついでだし、何かあるなら言える時に」
キリトの頼みなら、特に問題ないと思っていたリュウキだったが……、即座に拒否する事になる。
「ああ……実はな、お前と話がしたいって言うヤツg「断る」って、はやっ!」
リュウキの即答にキリトは驚いていた。
どうやら、想像以上に、リュウキ
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