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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第24話 零治VSエリオ
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みろエリオ、お前はまだまだこんなものじゃないはずだ!!」
「はい!!はああああああああああ!!」
気合を入れて地面に着く足に力が入る。
エリオの周辺に雷が発生し、地面を揺らす。
「これは………!!」
その内エリオの周辺に発生した雷がエリオを包み込む、まるで一体になっているように見える。
「雷を体に………そして筋肉に電気を………これで………!!」
そう言ってストラーダを向けて地面を蹴ったエリオのスピードは先ほどとはまるで違うスピード。
「このスピードは!!!」
まるでバルトマンや、ライを相手にしているときの感覚。
「くっ!?」
鞘でエリオの突きを防いだ零治。
「レイがかろうじて防いだ!?」
「速い!!」
「私にはまるで見えないわ!!」
ライの驚きと共に、夜美が同じタイミングで答える。
アリサに関してはエリオの動きについて行けないみたいだ。
「まだまだ!!」
「くっ、裂空刃!!」
ここに来て零治が初めて魔法を使った。
高速の抜刀により発生した無数の刃はエリオの体から発生している雷によって打ち消され、エリオの勢いを止めることは出来ない。
「だがそれでいい」
裂空刃の斬撃が打ち消された事により、エリオの位置がある程度特定出来た、
「後は!!」
そう叫んですぐに刀を鞘へと戻す。
そして同タイミングでエリオが零治に向かって来た。
「さよならだ!!」
神速の抜刀。零治の抜刀術の中でも上位に入る神速の抜刀術『葬刃』が放たれた。
2人の攻撃が交錯する。
そして地面に着いたのは………
「あれ………?」
「「エリオ!!」」
「エリオ君!!」
ゆっくりとうつ伏せに倒れたエリオに駆け寄るフェイト、ルーテシア、キャロ。
エリオの手にはストラーダは無く、エリオの後方の地面に刺さっていた。
「駄目だった………」
「いや、良い一撃だった。俺も魔法を使わなくちゃいけないくらいにな」
「えへへ………!!うぐっ!?」
零治に誉められ笑顔だったエリオの顔が豹変する。
「エリオ、大丈夫!?」
すかさず近くに来たフェイトが慌てた声で話しかけた。
「か、体が………」
「いくら電気変換気質でもいきなり体に電気を流し、無理矢理筋肉を酷使すれば動けなる。それにそれまでで既に筋肉を酷使してたからな」
「零治、それを分かってて………何で止めなかったの!!」
「フェイト、あまりエリオを甘やかすな。エリオも分かっててやったんだ。負けたくない、諦めたくないってな」
「でも………!!」
飛び掛かりそうな勢いのフェイトにエリオが口を開いた。
「そうだよフェイトさん………これは僕の我侭なんだ。もっと強くなりたい、みんなを守れ
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