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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第24話 零治VSエリオ
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動する恭也。
零治も木刀を拾い移動する。
「さあ始めよう」
「はい!!」
そう力強く返事をし、集中する。
(あれ………?)
魔力強化しない状態では全く歯が立たない恭也さんの本気。神速が出来るようになる前に一度戦ってみたが、何とか付いていくのに精一杯だった。
なのに………
(見える………!!)
相変わらずスピードには付いていけないが、相手の攻撃が見えていた。
「うん?これは………」
「止められた………」
恭也の斬撃を受け止める事ができ、思わず呟いた。
剣速の圧倒的な速さに、感に近い直感で防いでいた前とは違い、速くとも前みたいに直感に頼らなくても防げるようになっていた。
「神速の恩恵かな………」
「それは面白い。その恩恵が本物かどうか続きをやろう!!」
「はい!!」
その後、1時間に渡る激戦の末、2人が使う木刀が耐えきれず折れてしまった所で終了となった………
「神速の恩恵?」
「はい。言葉じゃ難しいと言ってましたが、要するにかなり目が良くなったと思ってくれればいいです。あの目で見極めているため、単純であればその分だけ見極められると言うことです」
「そうなると………」
「エリオはまだまだと言うことだ」
「がはっ!?」
周りからは苛めと思われてもおかしくない状態が続いている。
エリオはこれで5回目のダウン。
「動きが単調すぎる。これじゃあダメージを与えることすら無理だぞ?」
そんなエリオとは違い零治はかなり余裕がある。
まだ一度たりともダメージらしいダメージを受けていないのだ。
既にボロボロになっているのもあるが、エリオの攻撃は既に最初程のキレは無かった。
しかしエリオも諦めていない。
(思い出せ………バルトさんは自分の魔力を電気に変換し、それを自分に流し雷撃の様なスピードとパワーを得ていた………もう少し、もう少しでその感覚を………)
そう思いながらエリオはストラーダを杖代わりにして立ち上がる。もはや立っているのもやっとだ。
(エリオの奴………やっぱり何か試してるな。俺に一撃を入れるために何か見つけたのかもな………これも才能だな)
エリオの唯一絶対の長所。それは絶対的なセンス。
魔法でも槍術でも、一度見た技、魔法を真似出来るセンス。流石に自分の実力以上の事は出来無いみたいで、出来るようになるまでの時間もバラバラみたいだが。
………しかし飲み込むスピードは断然速い。
(だからこそ実戦に近い模擬戦形式で訓練をしてきた。そして六課で揉まれた事でエリオ自身の地力があがっている。それに手本になる魔導師は多い。後は物に出来るかだが………)
「見せて
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