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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第22箱 「オレは絶対!!生徒会には入らない!って ぎゃあああっ!!」
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吉はそう言うと、めだかちゃんは無言で善吉と共に教室から立ち去った。














「…なんだったのー?今のさ?」

「さっ…さあね。」




不知火がまいた種なのに、あっけらかんとしているのは不知火。

知ってても知らないをする。

そして誘導をする事に関しては不知火がNo.1だろう。


劉一がその事を身に染みるのは、まだ先のお話だった。



今は、善吉への感謝の気持ちでいっぱいだったから。




















【生徒会室】


生徒会室にて。


「…なぜ とめたのだ?善吉よ。」

めだかちゃんが善吉にそう聞いていた。

無理にでも、善吉が止めても継続する事は出来たはずだけどめだかちゃんは止まった。

彼女もきっとわかっていたんだろう。

善吉の気持ちも。


「…もし アイツがここにいたら… 直ぐにお前には話すだろ? ってことはアイツはいないんだ。同名の別人ってことだろーよ。」

「ふん!」


めだかちゃんはまだあきらめきれていない。

いかに、善吉が言う事が正しくとも……。

希望があれば、可能性があればとことんまで、行くのが黒神めだかだからだ。



だが、今日はとりあえず、その話は終わりにしていた。

この場所に【彼】はいないんだから。





「んで…それよか 普通に現れて普通に連れてくることはできねーのか?生徒会長さん」

「それについては貴様が私の誘いをすげなくし続ける貴様が悪い。それによそよそしい呼び方をするものではないぞ! めだかちゃんと呼ぶがよい!」 ッ凛


そして、めだかちゃんは生徒会室にある大きな鏡の前に立った。



「そりゃーよ!キツイのはわかる!でも だからって巻き込むなよ!お前って奴は昔からそうなんだ!子とあるごとに当然のように俺を道連れにする!オレの気持ちとかオレの迷惑とかちっとも考えてくれねぇ… 付き合いきれねーんだよ!実際!」



全くめだかちゃんは別事をしているというのに、様々な反応(リアクション)、顔面七変化をしながら善吉が語っている。

めだかちゃんは全く聞いていない。

……全く聞いてないどころか、めだかちゃん……服を脱いで鏡の前でポーズをしていた。



「大体お前なら1人で生徒会業務をやり続けることも出来るだろ―――って うおおおおおいっ!」



振り向いた善吉。

……やっと善吉も気付いたようだ。

……今、彼女がどんな姿なのか。



「あっ!当たり前みてぇに人の後ろで着替えてんじゃねぇよ
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