第1部 転生者のプロローグ
第1話 カミテンには気をつけろ!
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入口でカタログをもらい、転生会場内を進んで逝く。
おなじみの東館に入るとコミケの3日目のように人がいっぱいだ。
どう見てもコミケ会場にしか見えん。
コミケで言う壁サークルらしき位置にはNARUTOのうちは3人(サスケ、イタチ、マダラ)のポスターがでかでかと貼ってあったり、型月のAUOと英霊エミヤと式のポスターが貼ってあったりする。
ちなみに特典は自分の業と引き替えで特典の説明書である小冊子をもらうと魂に特典が付与されるらしい。もらったカタログにはそう書いてある。が、その小冊子がどう見ても同人誌−−−だってある「王の財宝」の小冊子の表紙は、AUOのバックから宝具を打ち出すシーンなんだぜ−−−にしか見えず、特典(の小冊子)=同人誌、業=お金ということなんだろう。
尚先程の壁サークルをカタログで確認するとそれぞれ「写輪眼」やら「王の財宝」やら「無限の剣製」やら「直死の魔眼」の特典がもらえるみたいだ。
………、人気があるわけだ。
めだかボックスの球磨川さんや安心院さんがでかでかと貼ってあるところは全力でスルーした。
この辺もやはり人気があるようで、その列も会場外周へと続いている。
なお一番列が長そうなのは「ニコポ・ナデポ」みたいだ。
ちなみに「オレ」の持つ業は1万ポイントで、先程出していた人気のある特典はだいたい3千〜5千ぐらいだった。
「オレ」の1万ポイントが多いのか少ないかはわからないが、チート過ぎて困るなんてことはできないポイントだというのは確かだ。
で、会場をよくよく見渡すとコミケで言う島サークルにも同じ特典がたくさんあった。そして同じ特典でも必要な業に振り幅があった。ぶっちゃけ、「王の財宝」は百〜3万ポイントも振り幅がある。
なんか意味があるのかなぁ? と担当というか売り子に聞くと要領を得ない返事しか返ってこない。
ちなみにこの人らにも角が2本頭に生えている。
どう見ても鬼ですね。
なるほど、お仕事なんですか。大変ですね。
で、とにかく足を使って「王の財宝」の説明を幾つか聞いてみたらとんでもないことがわかった。
なんと同じ特典といってもそれぞれ内容がまったく違う。
というか百ポイントの「王の財宝」の特典は悲惨すぎる………。
転生後、転生先の世界に行く前に「王の財宝」の中身を集めに行かされるみたいだ。
………なんて無理ゲー。AUOを追体験とかないわ!
そこそこ高い「王の財宝」は、「財宝の中身が無い」とか「前世の自分の宝が中身」とか、使いようによってはかなり使えそうな感じだが、アニメやゲームのように宝具を打ち出したいと考えて特典を取ったら、
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