SAO編−白百合の刃−
SAO9-妹との距離
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いえ、失望はしません、が……少しがっかりしました」
少し怒りを表し、プクゥと膨らませて顔を逸らした。
「さっさと行きましょう、キリカさん」
「はいはい……で、どこをがっかりしたの?」
「そう言うところです!」
怒りを力に変えては言わないけど、少しぐらいからかって多少緊張が和らいだと同時に、さっさ見たいな気持ち悪い敵も普通に倒せるはず。
普通に倒せるはず……がね。
「あ、さっきと同じ敵だよ」
「いやああああ!!」
その次のモンスターに遭遇しても。
「ほら、さっきと違うモンスターだから」
「これも気持ち悪いから――!!」
終いには、イソギンチャクに似たモンスターに対しては……。
「いやああああ!! ヌルヌルする――!!」
「しっかりして! 今助けるから!」
ヌルヌルの触手に全身ぐるぐるまきにされたシリカは、流石に私が助けないと、いろいろと危ない気がしたので即刻救出活動をした。
ファンタジー要素があるエロいお約束だったけども……トラウマになったら、嫌になるでしょ。
「も、もう……嫌……」
精神的にシリカは気絶しそうだった。足下がふらついて、まるで見えない誰かに誘われているようだ。
「今……行きます。……ピナ、待っていてね」
「シリカ! そっちは何もないから! 道そっちじゃないよ!」
だ、大丈夫だよね……この先も大丈夫だよね!?
「キリカさん。あたしと一緒に、ピナに会いに行きましょう……フフッ、フフフフフ」
「さっきまでの元気ハツラツはどこへ行ったのだ――――!」
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