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環の理
鋼の錬金術師
視察の裏で
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私が中佐を守るから代わりに動いて。役割分担よ」

 「役割分担と言えば聞こえはいいがな」



 ん?何か文句があるのかな?



 「いや……何でもない」

 「そう……そろそろ帰った方がよくない?」

 「おっと君の言う通りだな。では失礼するよ」



 そう言ってマスタング大佐は去って行った。部屋の中ぽつんと佇む私。



 「そういや今日皆非番じゃん……」



 結局、仕事も粗方終わってる私は定時まで物凄く暇だったとさ。

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