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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜青年と機動六課物語〜
第二部 過去・無印編
第18話『それは不思議な出会いなの?』
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イブハート……ここはいったい…?」
ブレイブハート[今サーチをかけていますがとりあえずミッドチルダではありませんね]
カズマ『はぁ?ミッドじゃない!?じゃあ何処なんだよ!』
ブレイブハート[それをいまサーチしています………サーチ完了。ここは、第98番管理外世界通称『地球』です]
カズマ『……は?』
いま、なんて言った?地球だって?地球ってこの前出張で来たなのはさんとはやてさんの故郷の……。
カズマ『あの地球か!?』
ブレイブハート[はい、その地球です]
カズマ『………』
まてまて、よく考えるんだ俺……確かスバル、ティアと一緒にロストロギアの回収に行ってそんで回収できてその後ティアともみ合いになって崖から落ちてロストロギアを取ろうとして触ったらロストロギアが……まさか。
カズマ『アレのせいか……?』
ブレイブハート[恐らくは…]
カズマ&ブレイブハート[『はぁ〜…』]
上手いこと溜息のタイミングがあった。なぜいつもいつも、こうやって面倒事が起きるのか。
まあ、ここでジッとしている訳にもいかないのでとりあえず身体を起こして立ち上がる。一瞬目眩がしてふらつくが何とか耐える。
カズマ『とりあえず、町にでも出るか』
ブレイブハート[そうですね]
そう、決断して歩き出す。町に出れば翠屋の場所も解るしな。
声「ちょ、ちょっと、なのは!」
声2「なのはちゃん!」
声が聞こえてきた。しかも、聞いたことあるような声だった。
声3「多分、こっちの方から―――あっ!?」
カズマ「え!?」
突然茂みからツインテールの女の子が現れて俺にぶつかる。女の子はぶつかった衝撃で後ろによろめいた。
カズマ(な、なのはさん!?)
俺はその顔を見て驚いた。なぜなら、幼いが俺の知っている
女性
(
ひと
)
だったからだ。
女の子「ご、ごめんなさい!」
カズマ「あ…」
女の子は一言謝るとそのまま走り去ってしまった。そして、その後を、アリサさん、すずかさんその場に残された俺はただその方向を見つめていた。
カズマ「今のって…なのはさん……だよな…?」
ブレイブハート[はい。幼いですが、高町なのは一等空尉です]
カズマ「わけわかんねぇ…」
林を抜けた俺は、そのまま公園のベンチに腰掛けて少し考える。
ここは、地球……だけど、なぜここに幼少期のなのはさんがいるのか……解らないことだらけだ。
カズマ「はぁ〜……」
答えが出るわけもなく深い溜息を漏らした………だがこの時の俺はこれが後に運命の出逢いになるとは思っていなかった。
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