暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
17話:絶望を希望に そして…
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、彼女はなんと思う!?」
「……まれ…」
士の言葉にプレシアの体が小さく震えだす。そして口もわずかながら動いている。
「アリシアは…今のアンタを見て笑ってくれると、本気で思っているのか!?」
「黙れぇぇええええええええええ!!」
「!くぅっ!」
最後の士の叫びに、プレシアは魔力を込める事で応える。勢いが大きくなった紫電に対し、士も耐えるよう右腕を左手で支えるように掴む。
「あああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「くっ…!トリス、行くぞ!!」
〈 All right! 〉
「ぅぅうおおおおおおおおおおおお!!」
士もさらに魔力を込め、プレシアの紫電に均衡する。
―――ドゴオオォォォォォォォォォォォン!!
そして遂に両者の攻撃が爆発と爆煙を生み出し消し飛んだ。
その様子をモニター越しに見ていたなのは達は、慌てふためいていた。
『どうなってる!状況は!?』
『わからない!でも二人の魔力反応はあるし…』
管制室でのクロノとエイミィの会話がブリッジに届く。どうやらまだ二人とも倒れてはいないらしいが、爆煙に呑み込まれたままで、状況がうまく把握できない。
「あのプレシアと対等に戦うなんて…なんて恐ろしい子なの…」
「士君!」
「士!」
ブリッジにいるリンディは驚きの声を漏らす。なのはとユーノは士の名前を届いている筈と信じてモニターに叫ぶ。
「…………」
「士…!」
フェイトはバルディッシュを握る力をさらに強め、アルフはフェイトの肩に手を添えながら士の名前を小さくつぶやく。
そこへ………
《 FORM RIDE・WIZARD FLAME DRAGON!》
《ボー、ボー、ボーボーボー!!》
「「「「「っ!?」」」」」
突如爆煙の一部が吹き飛ばされる。そしてそこにいたのは士。
士の足下には赤い魔法陣が展開されており、それが上り始めると同時に竜の姿をした赤い魔力の塊が士の周りを飛び回る。
そして魔法陣が上りきり、赤い竜が士の中に入り込むと、士の姿がまた変化していた。
ローブの色が裏返しにしたように黒から赤に変わり、頭部には二本の角のような装飾・エクスドラゴロッド、両肩には赤く丸い宝石が埋め込まれた装甲・グランマジェスティが追加され、胸部には竜の頭部を模した装甲・スカルキュラスが施された姿、ウィザード「フレイムドラゴン」となる。
『な、何だ今度は!?』
『すごい…魔力が上がってる!?』
またしてもクロノとエイミィが声を荒げる。ブリッジにいる面々も開いた口が塞がらなかった。
「さぁ、終わりにしよう…プレシア・テスタロッ
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