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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第八十三話】
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様に見えるだろう――さしずめ、微笑みの王子様だろうか?
――ならつばめは俺なのだろうか?
何だかんだで色々と世話して――と思ったが、俺のが世話されてるな。
駄目つばめじゃん、俺。
そんな風に考えてると、駅の奥からやっと現れたのが――。
「ヒルト、美冬!父さんが来たぞー!」
俺と美冬の名を呼びながらやって来た親父――『有坂陽人(ありさかはると)』だ。
体格は俺よりも大きく、髪は俺と似た髪型だが、その色は日本人特有の黒だ。
――この家で、俺だけが髪の色が白銀なのが気になるが…何でも先祖還りらしい。
「親父?今まで何してたんだよ?」
「わりぃわりぃ、ちょい腹がぶっ壊れてな、ワッハッハッハッ!」
腕を組み、豪快に笑う親父を見て軽く頭が痛くなってしまった…。
「ワッハッハッハッ――っと、可愛いお嬢ちゃん達が居るじゃねえか。――お嬢ちゃん達、俺がヒルトと美冬の親父の有坂陽人だ、いつもバカ息子と可愛い娘と仲良くしてくれてありがとうな?」
「……どんな自己紹介だよ親父、皆きょとんとしてるじゃないか」
あまりの迫力のせいか、美冬も未来も――セシリアやシャルルと同じようにポカンとしていた。
――と、微笑ましく見ていた母さんが口を開き――。
「あなた?一人男の子ですよ?」
「ん?何処に男の子が居るんだ?俺の目には可愛い女の子しか見えないが――」
「……悪いが親父、彼は男の子だぞ?」
俺がそう言うと、シャルルがぺこりと頭を下げた。
……一応、バレると面倒だからな…母さんなら問題ないが親父だと…。
「なん…だと…。――こんなに可愛い顔なのに男の子だとぉっ!?」
オーバーアクション気味に驚く親父に、思わず苦笑する俺と美冬と未来。
そしてセシリアに至っては、親父のリアクションに少し戸惑いつつも、軽く笑うのを堪えているようにも見えた。
一方のシャルルは、可愛いと言われたせいか、照れながらもその表情は申し訳なさそうにしていた。
「親父、馬鹿やってないで学園に入るのに必要な手続きに行くぞ?母さんは手続きに手間取らないが男がここに入るのは色々手間がかかるんだし……」
「おおっ!?そうだったなっ!いざ行かん!IS学園へ!!」
ビシッ!――と親父が指差す先にあるのは海が――。
「……親父、そっちに行ったら海に出るって」
「おぉぅっ、うっかりしてただけだ。ワッハッハッ」
笑って誤魔化そうとする親父を、苦笑しながら見て――。
「ったく――相変わらずな親父や母さん見てると安心するよ」
「うふふ、ヒルトと美冬ちゃんは色々成長したよねぇ、ヒル
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