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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第八十二話】
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いた――。




――朝、寮の玄関前――


時間は朝の四時半、少し早く目が覚めた――実は朝トレする時間に目覚めた――為、軽くランニングして俺は寮の玄関前に居る。

――ISを扱うようになって…というよりもセシリアとのクラス代表決定戦後から、俺は早く起きて身体を鍛えるようにしている。

今でこそ、ある程度はましになったが、やはり精神を磨り減らし、ISを使って模擬戦で走ることが多かった為に少しでも体力をつけようと始めたが……まだランニングで精一杯だ。


時間もまだあるため、軽くダウンして身体を解していると――。


「ヒルト、おはよう。――僕より早起きだね」


「おっす、早起きなのはいつも通りさ」


やって来たのはシャルルだ、制服に着替えている――勿論男装だが。


「……いつも僕が起こしてると思ったけど?」

「うっ…あれは二度寝しただけだ」


――少しだけのつもりが二度寝して遅刻しかける事もたまにある、そんなときにシャルルは身体を揺さぶって起こしてくれるのだ。

美冬の場合はボディプレスよろしく、ベッドにダイブしてその衝撃で毎回起こされていた。

中学時代は、未来が俺の腹に跨がり、ゆさゆさと揺さぶるので無理矢理起こされていたが――たまに朝起ちしてるのが当たるのか、おもいっきり頭を叩かれた事もあった。

……だったら起こし方変えてくれよと思う。



――まあ、俺としては幼なじみの役得と思って黙ってるが。


「さて、後は美冬達とセシリアだけだな。――シャルル、ダウンの手伝いしてくれるか?」

「うん、いいよ?」


玄関前で足を広げて座ると――。


「背中、おもいっきり押して?」

「い、いいの…?」

「おぅ、俺は柔らかいから問題ないさ」


そう告げると、ゆっくり背中を押すシャルル。


「わっ…柔らかいんだね、ヒルト?」

「おぅ、たことかイカ的に柔らかいかも。前世はたこだな」


ぺたんと、地面にくっつく。


「ん…まああまりダウンし過ぎてもダメだしこの辺りでやめるかな」

「うん」


そう返事をするシャルル、押すのを止めると俺は立ち上がり、屈伸をしていると――。


「おはよー、お兄ちゃん、デュノア君」

「おはようヒルト、デュノア君」



そう言いながらやって来たのは美冬と未来だ。


「おはよう、有坂さん、飯山さん」

「デュノア君、美冬でいいよ?同じクラスなんだし」

「私も未来でいいよ?デュノア君なら構わないし」

「――それじゃあ…僕の事もシャルルでいいよ」


等と挨拶をしているとセシリアもやって来た。


「あら?わた
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