22
[8]前話
俺と柚香が教室に入ると生徒の殆どが騒然となった。
「清見、柚香、二人とも同じクラスになったんやな」
蜜柑と柚香は瓜二つだからな驚いて当然か
「蜜柑、初等部にクラスは2クラスしかないんだから同じクラスになるのは当たり前を通り越して最早必然だぞ」
「清見、そろそろ自己紹介しないとだめだよ」
確かに自己紹介せずにいきなり話し出したらいかんな。
「安積清見です。特技は手品です。俺の手品はたいてい種も仕掛けもありません」
「安積柚香です。手品は主に清見のサポートをしてます」
「蜜柑ちゃん、来てくれないかな」
「うん、ええよ」
蜜柑が来ると同時に手に隠し持っていたアリスストーンを短刀の形にする。当然見た目で判らないように色も変えてある。
「此処で取り出したるは2本の短刀」
短刀を2本とも投げて壁に突き刺す。
「切れ味は御覧のとおり」
柚香が蜜柑をぶん投げて短刀の上に乗っけると同時にコの字型に変化させたアリスストーンで蜜柑の四肢を拘束する。
「お次に・・・」
短刀が蜜柑の周囲の壁をを一周して刺さるように投げる。
次に日本刀を作り出し、チョークを宙に投げ四角く幾つかに切り刻む。
「この切れ味抜群の日本刀を今から刃の付いた状態で飲みます」
言うが早いか日本刀を飲み込む柚香。
もっとも日本刀はアリスストーンを変化させた物だから体内に戻しているだけだが。
柚香は計30本の刀を飲み込んだ。
当然、手品は大成功で俺と柚香はあっさりクラスに馴染むことができた。
後、蜜柑を拘束するのに使ったアリスストーンは蜜柑が無効化か入れるアリスを使ったのかしばらくすると消えた。
[8]前話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ