暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic12とうとうアイツがやって来た〜Wheel of FortunE〜
[4/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
照らされた海沿いの道を歩く。

「近い・・・。ユーノ君、お願い」

首から提げてる“レイジングハート”を手に取る。

「うんっ。封時結界!!」

ユーノ君が結界を張ってくれたのを確認。“レイジングハート”を起動して、バリアジャケットに変身する。それとほぼ同時、目の前に現れるジュエルシードを取り込んだ大樹が姿を現した。うん、大丈夫。あのお猿さん達や昨日の鬼に比べれば、どうってことない。

「いくよ、レイジングハート。ユーノ君は離れてて!」

「大丈夫。サポートするよ!」

そうだったね。私とユーノ君、一緒に戦うって決めていたんだもんね。樹が枝や根を伸ばして来たから、飛行の魔法フライヤーフィンで空に上がる。ユーノ君はすばやく移動して避ける。樹は一番近いユーノ君じゃなくて、私に標的に絞ったみたい。空に居る私に向かって枝を伸ばしてきた。それを避けながら、“レイジングハート”を向けて・・・

「ショート・・・バスタァァァーーーーッッ!!」

≪Short Buster≫

練習して発射速度を上げたディバインバスターのバリエーションで、迫って来ていた枝を壊す。そのまま樹へと向かうけど、地面から生えてきた根の壁に防がれちゃった。

(あの根が厄介だ。砲撃を撃っても防がれちゃったら意味がない・・・!)

だったら「レイジングハート!」ディバインシューターを6基、周りに展開する。砲撃は大威力でジュエルシードを休眠状態に戻すことが出来るけど、その分、魔力の消費が大きいから連発は出来ない。だから消費も少なくて色んなことに応用できるシューターで、「シューット!」樹の本体を護る根や枝を引き離さないと。シューターは順調に壊していって、樹本体への道が開いたところでもう一度・・・。

「いっっっけぇぇぇーーーーーッッ!!!」

――ディバインバスター――

決まった。そう思ったけど、樹がガサガサ降らした無数の葉っぱがカーテンみたいになって、砲撃を拡散させちゃった。

「なのは!」

「え・・・あっ!」

今までに何度も見たのに、確信を持った一撃を防がれて所為で呆けちゃった。だから樹が伸ばしてきた束になってる枝に反応するのが遅れちゃった。でも“レイジングハート”が魔力のバリア、プロテクションを張ってくれたおかげで大事は免れた。

(ディバインシューターを操作して・・・!)

プロテクションを破ろうと押し続けてくる枝の束をシューターで打ち破った。一度距離を取って、樹の動きをよく観察する。根で盾を作って、枝を伸ばして、葉っぱでも盾を作る。

「っとと・・・」

鞭のようにしならさせて来た枝を上昇することで避ける。もう一度シューターを6基と展開、「シューット!」樹に向かって撃ち放つ。枝で弾き返そうとしてきたけど
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ