―ジェネックスを超え―
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に加え、そのまま発動!」
三沢への戦闘ダメージはなんとか《ガード・ブロック》で防いだが、ライトルーラーの効果で手札に加えた《運命の宝札》が発動され、斎王が出したダイスの目はまたもや『4』。
よって四枚のカードがドローされ、四枚のカードがデッキから墓地に送られる。
「カードを二枚伏せ、ターンエンドッ!」
「くっ……俺のターン、ドロー! 《貪欲な壷》を発動し、二枚ドロー!」
切り札である火車も破壊されてしまい、もう後がない三沢にもたらされたのは幸運にも《貪欲な壷》。
万能ドローソースにて二枚ドローした後に、三沢はライトルーラーを破壊すべく動き出した。
「通常魔法《聖者の書−禁断の呪術−》を発動! 墓地から《カラス天狗》を守備表示で蘇生し、お前の墓地の《アルカナフォースXV−THE DEVIL》を除外する!」
起死回生のタイミングで特殊召喚されるカラス天狗が、自身の効果を使わんとその扇を振り上げる。
だが斎王はそれを見ても……狂ったように笑ったままだった。
「リバースカード《逆転する運命》を発動! ライトルーラーを逆位置に変更する!」
伏せてあった《逆転する運命》は、確かアルカナフォースが狙い通りの位置でなかった時に反転するカードだった筈だ。
このタイミングで発動して逆位置に発動するとは、嫌な予感しかしなかった。
「墓地から蘇生した《カラス天狗》の効果を発動! ライトルーラーを破壊せよ、悪霊退治!」
「ライトルーラーの逆位置の効果! 攻撃力を1000ポイント下げることで、このカードを対象に取るカードの効果を無効にして破壊する! クリエイティブ・ディストラクト!」
規格外のアルカナフォース――その名に相応しく、通常のアルカナフォースと違い、ライトルーラーは正位置でも逆位置でもメリット効果がある。
つまり、《逆転する運命》のようなカードがあれば、二つの効果を切り替えることが可能なモンスターというわけだ。
「……《酒呑童子》を守備表示で召喚! 効果を発動して一枚ドロー!」
効果で攻撃力が1000ポイント下がったとはいえ、それでもその攻撃力は3000。
《カラス天狗》の効果が避けられてしまった三沢には、守備を固めるしか出来ることはなかった。
「カードを一枚伏せ、ターンエンドだ」
「私のターン! ドロー! そのままバトルだ、ライトルーラーで酒呑童子を攻撃! ジ・エンド・オブ・レイ!」
斎王がドローして即座に出された攻撃宣言に反応し、ライトルーラーの本体から出たドラゴンが光を放って酒呑童子を消し飛ばした。
酒呑童子は抵抗出来ずにそのまま破壊され……ライトルーラーの光は、そのまま三沢をも飲み込んでいった。
「三沢っ!」
我慢出来ずに三沢の元へ
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