―ジェネックスを超え―
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攻撃を耐えきった。
「俺のターン、ドロー!」
三沢のフィールドは《赤鬼》と守備表示の《ピラミッド・タートル》に、永続魔法《星邪の神喰》。
対する斎王は自慢の切り札《アルカナフォースXXI−THE WORLD》と《アルカナフォースVI−THE LOVERS》、リバースカードが一枚。
ザ・ワールドによる攻撃は凌ぎきれたものの、フィールドは未だに斎王の有利だった。
「俺は《酒呑童子》を召喚する!」
酒呑童子
ATK1500
DEF800
三沢の妖怪のドローソース、酒呑童子が姿を現した。
墓地のアンデット族モンスター二体を除外することで一枚ドローすることが出来、先のターンに何度も破壊された《ピラミッド・タートル》の存在もあり、コストには困らないだろう。
「酒呑童子の効果を発動し、墓地のアンデット族モンスター二体を除外し一枚ドロー! ……そして、俺のフィールドに妖怪たちが二体以上いるため、《火車》を特殊召喚出来る! 招来せよ地獄へ導く炎の妖怪、《火車》!」
火車
ATK?
DEF1000
赤鬼が三沢のエースモンスターならば、火車は三沢のデッキの切り札。
いくら劣勢であろうとも、火車一枚でその逆境をはねのける効果を持った妖怪。
「火車の効果発動! フィールドにいるモンスターを全てデッキに戻す! 冥界入口!」
死者を地獄へ導く火車の身体の中は冥界入口と言って相応しく、フィールドにいたモンスターは例外なく火車に吸い込まれ、デッキという名の冥界へと送られる。
「我が……ザ・ワールドがッ!?」
「火車の攻撃力はデッキに戻したアンデット族モンスター×1000ポイント、よって火車の攻撃力は3000!」
火車がフィールドに特殊召喚されたが最後、どんなモンスターの防備も冥界へと送られ、フィールドに残るは攻撃力3000を誇る三沢の切り札のみ。
「バトル! 火車でダイレクトアタック! 火炎車!」
「ぐああああっ!」
斎王LP7000→4000
火車の攻撃……いや三沢の攻撃がようやく斎王にクリーンヒットし、《光の結界》で回復された分ライフを大幅に削る。
「カードを一枚伏せ、ターンを終了する!」
「私のターン! ドロー! ……ククククッ。通常魔法《ネクロ・サクリファイス》を発動! 貴様のフィールドに我が墓地のモンスター、《アルカナフォースVI−THE LOVERS》と《アルカナフォースVII−THE CHARIOT》を特殊召喚する!」
斎王が奇妙な笑みを見せながら発動したのは、自分の墓地のモンスターを二体相手フィールドに特殊召喚する《ネクロ・サクリファイス》。
相手が蘇生したモンスターの表示形式を選べて完全蘇生を果たす代わりに、自分がこの
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