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遊戯王GX−音速の機械戦士−
―ジェネックスを超え―
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デッキから墓地に直接モンスターを墓地に送れる《星邪の神喰》も、違う属性でなくてはならないという制約を受けているので、先程送ったカードも《ネクロ・ガードナー》ではない。

「《ネクロ・ガードナー》は使い終わった! これでトドメだ!」

 ……だが、《ネクロ・ガードナー》とは違う属性で類似効果を持つカードならば、話は別だが。

「俺は墓地の《タスケルトン》を除外し、ザ・ワールドの攻撃を無効にする!」

「何ィ!?」

 《ネクロ・ガードナー》の時と同じく、半透明の《タスケルトン》がザ・ワールドの赤鬼への攻撃を止めることに成功する。

「そして《星邪の神喰》の効果により、デッキから墓地へと違う属性のモンスターを送る!」

 《馬頭鬼》の除外からここまでの発展が三沢の狙いであり、これならばザ・ワールドの攻撃を防ぎきるのも夢ではなかった。

「調子に乗るなァ! 私も墓地から二体の《レベル・スティーラー》を特殊召喚……何故一体しか特殊召喚されない!?」

 ザ・ワールドの現在のレベルは6なので、斎王がしようとした通り、レベル・スティーラーが二体特殊召喚出来る筈だが……ザ・ワールドの身体から出て来たレベル・スティーラーは一体のみだった。

「答えはこれだ! 墓地から《妖怪のいたずら》を発動していた!」

 《スキル・サクセサー》と同じ墓地から発動出来る罠カードであり、対象のレベルを下げることが出来る罠《妖怪のいたずら》。
墓地から発動した場合のレベル下限は1と少ないが、斎王の目論見を崩すことには成功する。

「墓地の活用には、少なからず自信があってね」

「だが時はまだ止められる! エンペラーとレベル・スティーラーをリリースし、時を止めろッ! ザ・ワールド!」

 再び三沢のターンを飛ばして斎王のターンとなったが、攻撃力を高めていたエンペラーをリリースし、ザ・ワールドももうレベル・スティーラーを召喚出来ない。

「私のターン! ドロー! ザ・ワールドで赤鬼を攻撃! オーバー・カタストロフッ!」

「墓地から《ネクロ・ガードナー》を除外し、攻撃を無効にさせてもらおう」

 やはり、永続魔法《星邪の神喰》の効果で墓地に送っていたらしく、ザ・ワールドの三度目の攻撃も通じることはなかった。
だが、《タスケルトン》の効果はデュエル中に一度しか使えないため、もう攻撃を防ぐことは出来ないだろうが。

「《星邪の神喰》の効果により、属性が違うモンスターを墓地に送る」

「くっ……! 《アルカナフォースVI−THE LOVERS》を召喚し、当然正位置ッ! ターンエンドだ!」

 《妖怪のいたずら》による妨害を受けたせいで、ザ・ワールドの効果に必要なコストを調達することは出来ず、三沢はなんとザ・ワールドの
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