転生完了そして悲劇の幕開け
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も生まれましたし、どこかで腰を落ち着かせないといけませんね。」
「そうだな。
最近は物騒だし旅をやめて、どこかの村に住まわしてもらわないとな。」
どうやら、俺の考えは当たったようだ。
しかし、本当に転生したんだな。
まわりは荒野で道路も無くビルなんて建物も建っていない。
もちろん、車や自転車なども通っていない。
本当に三国志の時代に来たんだな、俺。
「町で聞いた情報じゃもう少し先に村があるらしい。
そこに住まわしてもらおう。」
「はい。
この子を立派な男の子に育てないといけませんね。」
「なるさ。
私とお前の子供なんだからな。」
そう父さんが言うと母さんは顔を赤くして照れていた。
本当に仲がいいんだなこの夫婦。
てか、どうして旅をしているんだ?
ちょっと気になるが、俺はまともに喋る事ができないので聞くに聞けない状況だ。
何日か野宿をしながら村を目指した。
そして今は森の中に居る。
父さんが得た情報の通りならもうすぐ村に着くらしい。
「ばぶばぶぶあぶう。」
あまりの空腹で思わず呟いてしまった。
そういえば朝から何も食べてなかったな。
最近では喋っても伝わらないので、大人しくしている事が多い。
そのせいか、親は俺の事を凄く大人しい子として受け取っているらしい。
これ、成長したらあまりのギャップにびっくりするんじゃないか?
まぁ、それほど馬鹿みたいに騒ぐキャラじゃないけど。
俺の言葉に母さんは気がついたのか、微笑みながら言う。
「あら?お腹が空いたの?」
今回はうまく伝わったらしい。
俺は頷いてみた。
「そういえば、朝から何も食べさせて無かったわね。
ごめんね、すぐにお乳をあげますからね。」
もう最近じゃこの展開にも慣れてきた。
慣れって本当に怖い。
だって、母親とは言え、胸だよ!?胸!!
それを口に近づけられたら誰だって驚くし抵抗するだろう!?
まぁ、そういう経験あるけど、母親からって言うのが結構きつかった。
まぁ、さっきも言ったが慣れたけどな。
「あなた、少しこの子にご飯をあげたいんで少し離れていいですか?」
「かまわないよ、けど早めに戻ってくるんだぞ。」
父さんの了解を得たのか少し離れた茂みで、俺にご飯をあげよう準備をする母さん。
最初の方は焦りまくって散々喚き散らかしたのが遠い昔のように感じる。
「ほら・・・緑。あ〜ん。」
はいはい、分かっていますよ。
俺は小さい口を開けて、母さんのモノをくわえようとした時だった。
「その餓鬼が終わったら、次は俺にしてくれないか?」
と、別の声が聞こえた。
声のした方に視線を向けると男が立ってい
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