暁 〜小説投稿サイト〜
妖精の十字架
〜It works togetherC〜
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『では続いての商品!』

「6000万」

司会者が言い切る前にヤムルが声をあげた
俺は声もでない状態

『ほ、ほかにおりませんか!?』

居るはずもない。そしてヤムルが落札となる
そのとたんに俺とミラにかけられていた魔法が解除された

「・・・俺らの邪魔ってわけか」

「そこまでしてほしかったのね」

一呼吸おいて、ミラとアイコンタクトして、それらしい立ち振る舞いで船室に向かい、船底での騒動にそなえ着替えをとりにいくことに

船室をあけはなすと、ケビンが口から血を流して倒れていた

「大丈夫ですか!?」

ミラが駆け寄る。俺は近くにだれもいないことを確認してから扉を閉めた

「う・・・。お二人とも、船底にお急ぎください・・・闇ギルドが、、ヤムルの・・・」

そこまで言って気を失った

「ミラ、急いで着替えるぞ」

「えぇ!」

俺は黒い長ズボンに足を通して、黒い七分丈の服を着る。俺の普段の戦闘ぎ、黒一式の格好だ

「・・・行くぞ」

ミラは普段着ている服装に着替え終えていた

「えぇ!」







つか、船底に行くの難しすぎるだろ・・・
俺が感じざるを得なかったことだ
今俺らがいるのは鉄の扉の前。どうやらぶち壊すわけにもいかないようで、パズルを解かなければいけないようだ

「えぇっと・・・すまん、俺これむりだ、ミラ頼めるか?」

「はいはーい!なになに?」

『吹奏楽・道路・借金にはあって机・ペン・家にはないもの』

そうかかれた札が一枚と、パスワードを入力するためにボードがあった

「あ!わかった!」

そう言ってミラはすらすらと問題を解いていく。なぜこんなパスなのか理解に苦しむが、今はおとなしくしたがおう
そして、次々とミラが問題を答えていった



「っと、ようやく到着か・・・」

「遅かったじゃないか?」

背後、いや、上から声が聞こえた

「・・・誰だ」

ふっっと笑って深くかぶったカウボーイハッとを持ち上げて、男が顔を表す

「私は狩人の巣の一員。盗み専門のボロ以後お見知りおきを。ちなみにここの部屋にあった財宝は全て私がいただいた。異空間に」

「よくしゃべるな・・・。名乗られたのならば俺も名乗るとしよう俺はクルス。妖精の尻尾だ」

「知っているさ。隣にいるのはミラジェーンかな?」

ボロが話している間に右手に魔力を集めた

「ふんっ!」

収束した魔法を一直線に打ち出す

「おぉっと。危ないじゃないか・・・」

「はぁッ!」

大きく跳びあがり、背後をとる。そして、背中に拳を叩き込む

「ぐぅッ!!」

地面にまっすぐ堕ちるボロ。しかし、次の瞬間


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