十一話
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驚きに開く
その言葉を当然のように言うそこに、その言葉にレイフォンという存在を見たのか、違いを知ったのかは分からない
だが、すぐにまたいつも通りの表情に戻る
「つまり、日常的に剄息で生活すればいいんだな?」
「ええ」
「分かった。出来る限りやってみる。いいことを教えてくれてありがとう、レイフォン」
そういい、軽く手を振り今度こそニーナは出て行った
レイフォンが振り返れば、話についていけなかったハーレイが固まっていた。がすぐに動き出す
「君たちは人間だよ。そうでないといっても、ニーナが人間以外とは僕にはそうは思えない」
「あの、そういう意味じゃ……」
「分かってるよ。ただ、言っておきたかっただけ。それじゃ、行こうか。レイフォンは何の錬金鋼が欲しいの?」
「黒鋼錬金鋼が欲しいんですけど………」
ハーレイの後について行き、入った部屋はそこそこに大きな部屋。本来は結構広いのだろうが、置かれている様々なもののせいで小さく感じてしまう
その機材のいくつかの電源を入れ、ハーレイは奥の方からいくつかの黒い金属の塊を持ってくる
「黒鋼か。とりあえずデータを取るから、これ握ってくれる」
「あ、はい」
言われ、渡されたグリップを握る
そのほかにも言われた作業を繰り返す
「はー、すごいね。数値がどれも高い。で、要望は何かある?」
「ええと、今僕が持っているのと一緒に鉄鞭にしてほしいんです」
「二つ? ニーナと一緒かい?」
「はい。そっちの方がいいと思いまして」
「ふーん。了解。細かい設定で要望はある?」
「いえ、特に……。あ、そういえば頼みたいことが」
「ん? 何?」
「その、設定を増やしてほしいんですけど……」
「んー、起動言語を増やすってこと? それって使えるの?」
「剄の発生量を設定してくれれば一応……」
「まあ、設定するだけなら簡単だからいいよ」
「ありがとうございます」
「他にないね? それじゃ……」
そういい、奥の部屋に入って戻ってきたハーレイの手にはいくつもの機材、金属の塊を抱え満面の笑みを浮かべながらレイフォンを見たる
その顔を見て、少し嫌な予感がレイフォンに走る
「さっそく、色々と調べ始めようか」
今日は長くなりそうだと、そう、レイフォンは理解した
「ありがとうございました」
「いやー、こっちもいい経験だったよ。また何かあったら来てくれれば見るよ」
「はい。さようなら」
「ありがとうございましたー」
ハーレイが凝り性だったせいで思ったよりも時間がかかり、レイフォンは暗くなった街中を急ぐ
ニーナの教導が週三であるため、他にもバイトを入れていたのだ。仲介の保証人とし
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