暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第16話 理解不能です
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 女性達が触発され、更にリュウキの腕であれば ハーレムを味わえるだろう。……それに良い気だってするって思った。

 女性プレイヤーに頼られたら男なら誰でもそうだろうとも思える。

 だが、アルゴはリュウキの性格を見たらちょっと無理かな?とも思ったが、それでも、ここまでとは思ってもいなかったようだ。

 それに、これでリュウキとの関係が悪くなれば赤字・赤字・大赤字だ。
 簡単に言えば、超人気タレントを事務所が失うも同然の事だから。

「オレっちとしても、これ以上リューを怒らせないサ。……頼ムヨ」
「……まぁとりあえずは信じておこう。オレに関する情報はさっきの手筈で良い。何かあったらブラックリストに載せれば良い事だ。この世界でも着拒も出来る」
「ぅぅ……大丈夫ダから、ソレはカンベンしてクレ……」

 最終的にリュウキはとりあえず、アルゴの目を見て判断した。
 アルゴと交換しても大丈夫だろうと。


 そして、リュウキはカップを取り出した。

「アルゴ、何か飲むか?」

 アルゴに種類を見せそう聞いた。情報の本を貰えた礼を一応しようと思ったようだ。

「おおっ。くれるのカ? アリガトな!」

 アルゴはそう礼を言うと、一覧の中でミルクを選び、受け取った。

「ふ〜む、コレも外へ出ると最悪な液体になるのカナ?」

 アルゴは、ミルクを見ながらそう聞いた。

「……ああ、そうだな。ここを出て、2,3歩目くらいで最悪な飲み物になる。なんだ? ここの飲料を商売に使おうと考えたか?」

 アルゴの言い方からして既に知っているようだったが。

「イヤ……、ココに来る前に、キー坊の所に行っテテ、ソコでも頂いてネ。無理だって判ってたケド、一応聞いてみたんダヨ。これは、リューのとこのはキー坊のとこより上等な味設定だったからナ」
「まぁ、簡単に出来る上手い話はそうはないと言う事だ。気をつけることだ」

 リュウキはそう言っていた。上手い話には裏があるとはよく言ったものだ。

「確かにナ」

 アルゴも笑みを出していた。商売柄だが、信頼を失うのも怖い。それを第一に考えなければならないからだ。だからこし、内心は本当に安心していた。

 こう、自然にリュウキと話せるまでに回復した事を。

「サテ……リューとも仲直リできた事ダ。ソロソロお暇するヨ」

 ミルクも堪能し……リュウキとの関係も直り? フレンド登録も出来た。間違いなく本日一番、最高の収穫だった。アルゴは立ち上がるとそう言っていた。

「ああ……。仲直りと言えば、微妙だがな……」
「あぅ、勘弁してクレないか……」

 リュウキの言葉を訊いて、がくっ……と腰が折れそうになるアルゴ。
 項垂れているアルゴを見るのも一興……かと思
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