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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第16話 理解不能です
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化されたウインドウが現れた。

「………なるほどな。今回来た本当の目的がそれか?」

 リュウキは、自分の目の前に現れたウインドウを見てそう言う。



 □        □         □          □        □


         フレンド登録を申し込まれています。申請しますか?

                YES      NO



 □        □         □          □        □



 目の前にこの短い文が、出てきたのだった。

「アア! その通りだよ。リューとフレンドにはナっておきたいんだ。……色んな意味でネ。だって、しておいて損は無いダロ? メッセージのやり取りヨリ、直接合って話した方ガ、情報交換し易イシ!」

 アルゴは妙にニコニコしている。それを見たリュウキは軽くため息をした。どんな情報でも売買し利益を得ようとする情報屋だ。自分のステータスですら、売る事に躊躇などしない。

 鼠の渾名は伊達じゃないのだ。

「……成る程。そして オレの位置情報も金になるな?」

 だからリュウキは、アルゴの目を見据えてそう言った。自分の位置情報。……全然嬉しくない事だが、知りたいと思っているプレイヤーは多い。これまでの経緯を考えれば簡単に想像がつくのだ。そして、それは何としてでも回避しなければならないだろう。安住の地が少なくなってしまうのは、ゴメンだから。

 それを察したアルゴは、慌てて言う。

「それは大丈夫ダヨ! リューの情報、妄りに売ったりシナイ。アア、勿論リュー、キミにに連絡を取ッテ、それでリューがOKシタラ…… 多少値は張ルけど教えるガ?」

 アルゴにとってはっきり言って、リュウキとの情報交換はかなりの魅力だ。
 お金には変えられない程にだ。
 リュウキの情報を元に出した攻略本。1000コルもする故か確かに、売り上げは少なかったが、その魅力はわかるものだと確信は出来るから値段を下げるつもりも無い。何よりあの攻略会議の場でも格好の宣伝になったから、多分コレから売上が登っていく筈だ。 
 今後の攻略本も。
 
 以前共にクエストをする為にパーティを組んでくれ、と頼んだ時 断られたと言う1件があったと言う理由もあったが、半分以上は冗談だったあのリュウキの情報。

 そう《銀髪の勇者》の話。

 正直に言えば、アルゴはリュウキがあそこまで怒るなんて思ってなかったのだ。
 元々β時代には注目されていたし(容姿は今と全く違うが) 英雄っぽい感じに見せたら人気プレイヤーになる。
 
 それに、リュウキはシャイそうだったから克服させよう! とか余計なお世話だ。と思われる様な事をも考えていた様だ。

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