第四話「代表 ~calculation~」
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だよ」
「なるほど。うまうままるまるですの。理解致しましたわ」
セシリアはフサア、と優雅に髪をかき上げ、お嬢様オーラを放つ。
が、先程の態度を知っている者達に取ってみれば、胡散臭さ抜群である。
「では、そのクラス代表に私も立候補させていただきます」
「よろしいので?」
エレンが生徒を慮ってというよりも、社交辞令のような声音でセシリアに問う。
「もちろんですわ。ぽっと出の実力不明瞭な方に任せるのでは、このクラスのお先は真っ暗ですもの。それに、常に頂点を目指すのも淑女の嗜みですわ」
(((((ギクッ!?)))))
セシリアの正論に、クラスのほとんどが視線をあらぬ方角へ彷徨わせる。
「よし。では、一週間後にクラス代表の決定戦を行う。場所は第三アリーナだ」
千冬の鶴の一声により、千夏、一夏、セシリアはクラス代表の座を賭けて戦うこととなった。
「……見ていろ紛い物。お前の醜態を公衆の面前に晒してやる」
「……やっべー。超かったりぃんですけど」
「……一夏様。私の力がどれ程通用するか、試させていただきますわ」
かくして、三者三様の思惑を抱え、決闘の刻は迫る。
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