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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第十五幕 「学園最強の変人達の末路」
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という噂が流れ、弟妹最強説がまことしやかにささやかれるようになったりするのであった。
〜
再び生徒会室。そこには正座した駄目姉と駄目兄がずっと座らせられていた。
そんな二人を見つめる弟と妹。まるで養豚場の豚を見るような冷たい目で二人を見下ろしながら、その片割れ――ユウが口を開く。
「で?いい加減何をしようとしてたのか白状する気になった?」
「あ、それ私も気になるわ。結局教えてくれなかったし・・・」
「お姉ちゃんは黙ってて」
「そんなひどい・・・・・・ハッ!いまお姉ちゃんって言った!?も、もう一回!もう一回お姉ちゃんって呼・・・」
「・・・えい」
ばちぃっ!!
「あっふんっ!?」
楯無と簪はさっきから割とこんな感じである。ある種もう打ち解けていると・・・言えるのだろうか?少なくとも姉の方は自重率が限りなく下がっているように見える。
「ハッハッハッ!妹に頭が上がらないでやんのー!」
「うっせー糞虫が・・・いいからさっさと吐け」
「ゴメンなさい調子乗りましただから俺をそんな目で見ないで!!」
(他人の事言えないじゃない・・・)
正座から見事な土下座へと形態移行したジョウを“愉悦”と書かれた扇子を広げながら楯無が笑い、そして再びスタンガンを食らっている。・・・さっきから思っていたが、簪ちゃんは意外と物騒な子のようだ。
「怒らずに最後まで聞いてくれるか・・・?」
「内容による」
「・・・あのな。俺は朝のお前の様子を見てこう思ったんだよ」
口ごもりながらジョウは事の始まりを語りだした。楯無も今度は茶々を出さずに静かに聞いている。
「お前はさ、世界で最高に人がいい奴だ。頼まれたらNOと言えない位な。
だからお前はあの勧誘の嵐に晒されたときこう考えたはずだ。
“ここでどこかの部を選んでしまったら、わざわざ勧誘に来た他の部の人に申し訳ない”・・・ってな」
「・・・!」
ユウの身体が固まる。それは確かに、少しだけではあるが考えたことだった。
ユウの反応を見たジョウはやっぱりな、と言わんばかりの表情で話を続ける。
「普通の奴ならそんなの唯の自意識過剰で片づけられる。だが残念ながら、今のお前の影響力は国家レベルまで膨れ上がっちまった。感じなくていい所まで責任を感じるようになっちまってるんだ」
「そんなことは・・・」
「絶対に無くはないだろ?」
「・・・」
「だからお前は選ばなかった。選ばれなかった部の悲しむ顔が見たくないとか無意識に考えてな。だが・・・それじゃお前のやりたいことが出来ねぇじゃねえか。お前の意志は何処へ行くんだよ!・・・そう思ってな。そしたら食堂で会った女子が教えてくれたんだ。生徒会なら勧誘を強引にでも押し切ることが出来るってさ」
「
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