第25話 コルベール家とトリステイン
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ったのですか!」
マリアンヌは驚いていた、コルベールは呆けた顔をしていた。ジャンヌは尊敬の目をしていた、他の人達はまたかと、言う顔をしていた。
「皆は、何故驚かないのですか?エルフですよ。」
マリアンヌの問いかけに対してマザリーニは
「これぐらいの事で驚いていたら、トリステインは復活してませぬ。マリアンヌ様。」
マザリーニの話しに、頷く委員達。
「マリアンヌ様、それは良いとして陛下、それはその話と何が関係あるのですか?」
マザリーニが聞く。
「それはだ、その時渡されたのがこれだよ。」
ワイアットの懐から、出てきたそれは、マグナムと呼ばれる物だった。
「似ていると思わないか?」
ワイアットの問いに、エスターシュは
「確かにそうですね。陛下。」
と答えたがエスターシュ以外はワイアットの話しの続きが気になっていた。
「それでだ、見ておきたまえ。マリアンヌ離れなさい。」
ワイアットは、マグナムを壁に向けて構えた。
次の瞬間、凄まじい音と壁に穴を開けた。
「陛下、もしかして魔法を?」
モンモランシは、素早く立ち直りワイアットに聞いた。
「いや、魔法ではないこれは、平民にも扱えるものだ。詰まりはその槍のような物も同じと言うことさ。」
ワイアットの答えにモンモランシは
「陛下、それを量産しましょう。あの憎きガリアに勝てますぞ。ラグドリアンはトリステインのものと晴れて言えるように致して下さい。」
興奮しながら、言うのだった。
「いや、無理だなそれはな。」
ワイアットはモンモランシの提案を却下した。
「何故ですか陛下?」
モンモランシの問いかけにその場にいたほぼ全員が、疑問に思った。
「それはだな、そうだ。ここで私が艦隊は強いから艦隊を作ると言ったとしょうどうする?」
ワイアットは例えを出した。
「それは、艦隊は…大量の金が掛かりますね。」
グラモンが答える、その答えからリッシュモンは
「つまり、陛下がおっしゃりたいのは費用に対して成果がないという事ですか?」
ワイアットの例えの答えにたどり着いた。
「そう言う事だよ。この兵器を一つ作るのに今は、兵士の装備が十以上作れる。しかも、今のトリステインでは、この兵器の火薬すら作れないのが現状だ。」
ワイアットは残念そうに言うのだった。
「しかし、陛下どれも今はと付けていますね。と言うことは…」
エスターシュの目が光り、周囲の雰囲気を切り裂いた。
「エスターシュは、鋭いな!そこで私が呼んで来た人物がいる。それが彼だ。」
ワイアットはコルベールに近づき肩に手を置いた。
「彼、コルベール君が居るのならばだ、五年以内にこれの価格を半分以下にして新たなトリステインを作れるだろう。」
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