エヴァの反乱(嘘)
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だ?」
「なにって馬?」
「どこの世界に羽の生えた馬がいるか!!!」
そう、目の前にいるのは白い羽が生えた馬だ。
「ペガサスだよ?」
「それは馬じゃない、幻獣だ!」
「駄目なのか?」
ほんと不思議そうに聞いてくるが…………こいつら、常識ってものを知ってるか?
「すごい馬ですね」
紗代もやって来たか。
「空も飛べる優れ物だ」
「本当にこれでいくのか?」
「ああ。飛んでる時は認識阻害を使って、普通に歩く時は羽を消せばいいし、問題無いだろ」
「ならいいか」
なんとかなるだろう。いざとなれば蹴散らせばいいだけだ。
「あの、それより一頭しかいませんけど…………」
「紗代は僕の後ろでエヴァが前に乗ればいいよ」
それは良い考えだ。移動中くっついていられるしな。
「鵺ちゃんたちは?」
「「私達はそのまま並走するか、先行しますから平気です。自力で空も飛べますし」」
確かに直ぐにでも動ける者が二人もいれば色々楽だな。
「紗代は嫌か?」
「いえ、嬉しいですよ」
「よし、じゃいくぞ」
「「「「お〜」」」」
こうしてペガサスに乗って、江戸を旅立だった。商隊も事前に向かわせているので問題ないな。
江戸を出てから二週間が立った。雑魚共が襲ってきたが、鵺達によって音も出せずに瞬殺されていった。
だから、安心して茶屋で休憩してると加奈が報告してきた。ちなみに今は咲が先行している。二人は距離とか関係なく、お互いの所在地や考えている事までわかるからかなり優秀だ。
「報告します。次の港にある見世物小屋で人魚が捕らえられているそうです」
「「非道いな」」
「非道いです…………」
まったくこれだから一部の人間は…………狩るか。
「そしてもう一つ…………海の方より蛟を筆頭に海龍や人魚などが向かっております。おそらく、人魚を取り返す為かと。更に、それらに加えて内陸からも河童などが集結して、港を目指すようです」
「同胞が攫われて怒り出したのか」
「恐らく」
放っておけば人間共は死ぬだけだな。自業自得だな。
「見捨てるのも手だな。自業自得だろう」
「それはダメです!」
やっぱり紗代は反対か。
「海の方の到着時間は?」
「明日です。我々のいる場所からはぎりぎりですね」
「なら、二手に別れるか。救助と足止めにな。足止めは俺とエヴァでいくから紗代は鵺と共に人魚の救助を頼む」
「わかりました」
「了解」
まあ、シオンとならいいか。
「エヴァ、えいえんのひょうがで凍らせられないか?」
「おいおい、か
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