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RPG WORLD ―ろーぷれ・わーるど―  〜復讐の少年〜
序章
僕の日常
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僕自身がこの二人に絶対に助けないで、とお願いしているのだ。
なんでって?
...だって、自分をかばって逆に友達が殴られるなんて、絶対に嫌だから。

「大丈夫か? 蒼空」
目の前の男子が僕に問いかける。
「どうにかね。大地(だいち)

中谷 大地(なかたに だいち)僕の唯一の男子の親友。
体は中肉中背でどっちかというと細いほうだ。
その上結構イケ面で実は女子に人気がある。
そして僕と同じくゲーマーだ。

「ほら」
そんな声と一緒に手を差し出される。
僕はそれを「ありがとう」といいながら掴み、立たせてもらう。もちろんまだ歩けないので肩を貸してもらうが。
そして肩を貸してもらうと同時に、もう片方の女子のほうも肩を貸してくれる。
「本当に大丈夫?蒼空」
「うん。これでも元格闘技やってたから。波音(なみね)も心配しなくていいよ」

春風 波音(はるかぜ なみね)僕の唯一の女子の親友。
全体的に細めな体つきに、ポニーテールにした長い黒髪。
そしてかなりやさしい。
ちなみに僕と蒼空と同じようにゲーマー。

―☆―☆―☆―

「あ、そういえば、みんな『ギャスパルクの復活』今何レベル?」
僕がみんなに最近はまっているゲームのことについて聞く。
ちなみにあの後、何分たっても自力で歩けるほど回復せず、しょうがないので二人に肩を貸してもらいながら下校中。(トイレに散らばった僕の荷物は回収してくれていた)
「ん〜、今の俺は...確かゴーデスナイトレベル62くらいだったかな?」
大地が言う。
「やっとゴーデスナイトなれたんだ!よかったじゃん!」
そう返すと、あはは、と笑っていた。
「波音は?」
僕がそう聞くと、
「ふふ...聞いて驚いて!昨日やっとビショップになったのだ!」
ビショップとは、回復、補助魔法のエキスパートだ。
「で、レベルは?」
「...えっと...それは...」
さてはかなり低いな。
「29...」
...低っ。
「そ、そんな低いな〜みたいな顔しないでよ!じゃあ蒼空はどんぐらいなのよ〜!」
あ、怒られた。
でも...その質問を待っていたんだっ!(ト○ア・アロナクス的な感じで)
「実はめっちゃ強いwikiにもまだ乗ってない新職業見つけた!」
「「何それ!?」」
二人が何その反則!というような目で見てきた。
「えっと職業名は、セイバー。日本語だと救世主」
「それってどんな職業?」
「はっきり言ってチート。武器は近接だけならなんでも使えるし、徒手空拳でのスキルもある。それに、サムライとグラディエーターを混ぜた感じで、刀も装備できるし二刀流もできる。最大の特徴は両手剣を片手持ちできるってことと、ほかのプレイヤーと交信できて、そのプレイヤーのところまでひとっ飛びできるってとこか
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