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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第15話 銀髪の彼の素顔
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(――……この話を気に、関係が前に。……元に、戻ってくれたら、良いな。……きっと、聞いたら凄く喜ぶと思うから)
そうも思っていたのだ。だけど、その想いは音を立てて崩れ落ちてしまう。
「ああ。成る程な。 ……教えるのは全く問題ない……が悪い。オレが泊まっているその部屋は、一軒家 丸ごと借りているから空き部屋なんてものは無い。 それにこの手の宿は、もう結構出払っているから、他の物件も厳しいと思う。オレが利用し始めた当初でさえ、少なくなっていたから」
「えっ………」
その言葉を訊いて、レイナの表情は固まってしまっていた。
音を立てて崩れてゆく。……リュウキのその言葉は天国から一気に地獄へと突き落とされたような気分だった。そして、擬音をつけるとすれば。“がーん……がーん……がぁぁーーーん……”と、言った具合だろう。でも、それでも 膝から崩れ落ちそうになるのを必死にレイナは踏ん張った。
「その……そのお部屋………」
レイナは……口ごもりながらだが、凄く必死に何かを話そうとしていた。
そんなレイナの姿を見て、リュウキはその言葉を聞く以前に大体の察しは着いた。曰く女性と言うものは、そう言うものなんだろう。
だが、それに関しては、リュウキ自身には 本当に難解。今までよく判ってなかった事だから。
仕事柄、少しなら女性と接することがある。そして、彼の親に。《爺や》から教わった、と言う事もある。
紳士の嗜みだという名目でだ。今まで沢山の事を教えてくれたのだが、はっきり言って、一番理解しがたい項目だった。何よりリュウキは、興味が無かった、と言う事も理解しがたい理由として、大きいだろう。
でも、信頼をしている人の話であり、 頭の上がらないたった1人の家族からの話しだから。親からの言葉なんだから、聞かなきゃと思ってリュウキは聞いて、覚えているのだ。
幾ら覚えている、としても……ちゃんと理解は出来ていなかったけれど。
だから、とりあえず説明をしよう。彼女が聞こうとしている事の答えを。
恐らく部屋を代わってほしいと言う願いについてを。
「……オレは、もう、その部屋を1ヶ月近く利用している。……確かに、快適な環境だと思えるが、必需か? と言えばそれ程でもない。だから 譲って上げる事に関してはまるで問題はない事、……だが、 仮部屋システムの最大日数……10日分の料金を、今日ここに来る前に払ってしまったんだ。……それに一度課金したらキャンセルは不可能。そんなシステムが無いみたいだからな」
「あ……、ううっ………」
レイナは再び膝から崩れ落ちそうになる。身体がふらついてしまっている。
希望が足元から崩れるように、だ。
今から他の場所を探そうか……とも考えていたが、彼が、リュウ
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