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遊戯王GX−音速の機械戦士−
―ジェネックス Z―
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は、俺の警戒を知ってか知らずか不敵に笑っていた。

「ディバインガイに同じく《デーモンの斧》を装備し、バトル! ディバインガイで、ターボ・ウォリアーに攻撃!」

 やはり何か作戦があるらしく、《デーモンの斧》を装備したとはいえ攻撃力が劣るディバインガイでのターボ・ウォリアーへの攻撃宣言。
エドからどんなコンバットトリックが来るか見逃すまいとするが、効果があるのはエドの手札ではなく、ディバインガイそのものだった。

「ディバインガイのエフェクト発動! このカードが攻撃する時、相手フィールド場の装備魔法を破壊し、その数×500ポイントダメージを与える!」

 ディバインガイの背中に背負われた銀色の剣が発射され、ターボ・ウォリアーが持っていたデーモンの斧を破壊し、その破片が俺を襲う。
破片からの衝撃に耐えていた時には、既にターボ・ウォリアーはディバインガイによって切り裂かれていた。

遊矢LP4000→3400

「ターボ・ウォリアー……!」

「メインフェイズ2、フィールド魔法《幽獄の時計塔》を発動し、ターンエンドだ」

 アカデミアのデュエル場が、あるD−HEROが囚われている時計塔がある町へと変わっていき、エドはターンを終了した。

「俺のターン、ドロー!」

 《幽獄の時計塔》が使用された今、そんなのんびりとデュエルを進行していく暇はないが、俺の手札にフィールド魔法を破壊出来るカードはない。

「お前のスタンバイフェイズ時、幽獄の時計塔は時を刻む!」

 大きな音をたてながら時計塔が12時から3時へと移行し、囚われのD−HEROが目覚めるまで後9時間となる。

「ならばこちらは、《ミラクルシンクロフュージョン》を発動! 墓地の《ライフ・ストリーム・ドラゴン》と、《スピード・ウォリアー》の力を一つに! 《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》!」

波動竜騎士 ドラゴエクィテス
ATK3200
DEF2100

 結果的にデビルガイによって墓地に送られたライフ・ストリーム・ドラゴンと、《手札断殺》で墓地に送っていたマイフェイバリットカードが力を併せて召喚された竜騎士が、早々とフィールドを支配する。

「バトル! ドラゴエクィテスで、デビルガイを攻撃! スパイラル・ジャベリン!」

 《デーモンの斧》を装備しているディバインガイから破壊したかったものの、やはりデビルガイの効果で《幽獄の時計塔》完成までの時間稼ぎをされれば厄介で、攻撃目標をデビルガイとした。
下級モンスターのデビルガイに防げる攻撃ではなく、放たれた槍にデビルガイの身体は消し飛び、その槍はドラゴエクィテスの元へ戻ってくる。

「ターンエンドだ」

「僕のターン、ドロー!」

 エドはドローしたカードを見て薄く笑うと、
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