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武で語るがよい!
お昼休みのひと時
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指してくる二人……その距離はもう10メートルぐらいだ。
それを見た高町さんは、俺とバニングスさん達を交互に見ておろおろとしている……。

「ア、アリサちゃん、すずかちゃん……」

そんな高町さんの言葉と共に、二人は到着した。

「どうしたのよ、なのは? お弁当食べてたら急に『ちょっと、ごめん』とか言って
離れたかと思えば……ハァ〜、何でコイツのとこに……」

そう言って俺を見て『ハァ〜』とため息を吐くバニングスさん……
てか、人の顔見てため息って……ひどくね?

「え、えと……ちょっとお話してただけなの」

「お話? なのはってコイツと会話する仲だっけ?」

バニングスさんは俺に視線を固定し、疑わしいという視線を向けてくる。

「ア、アリサちゃん!? 神田君はク、クラスメイトなんだし…話す事ぐらい普通だよ!」

「? ……どうしたのよ、なのは? そんなに慌てて?」

「にゃ、にゃんでもないよ!」

バニングスさんの言うとおり、高町さんは慌てている……。
まぁ、何でそんなに慌てているのかは知らないが…。

「うーん、なのはちゃんは兎も角として……神田君はここで何してたの?」

唐突にバニングスさんの後ろ側に居る、月村さんから声が掛けられる。

「ん? あぁ、授業聞いてて疲れたんで睡眠をしてた」

そんな俺の一言と同時に、3人娘は顔を見合わせる
バニングスさんは呆れ顔で……
月村さんと高町さんは苦笑いで……。

「……アンタ…今日も先生の話聞いてなかったでしょ? それなのに何で疲れるのよ?」

「あ、あはは……」

「にゃ、にゃはは……」

バニングスさんは呆れ顔のまま、質問してくる
ここまでの行動と言動を見るに、どうやら昨日の事はもう済んだ事になってるようだ。

「うーん……知っている事の説明をまたされると肉体的に疲れる…から?」

「『から?』じゃないでしょ! ただ授業を受けるのがめんどくさいだけでしょうがッ!」

俺の回答にすかさずツッコミを入れるバニングスさん……。
だが残念……本当にそうなのだから仕方がない。…まぁ、めんどくさいってのも有るが……。

「ん〜そうだなぁ……じゃあ、バニングスさんに質問するよ?」

「な、何よ?」

「例えば、今のバニングスさんが1年生のクラスに行って、授業を受けたとするよ?
算数の授業内容でいえば、足し算やら引き算……よくて割り算ぐらいかな? 
そのレベルの授業を1授業分……つまり50分間受けるんだ……耐えれる?」

俺の質問にバニングスさんは『はぁ?』っていう表情を浮かべる……。
だが直に自分が1年のクラスに行く想像をしている……まぁ、初めて直に顔を顰めたが…。

「……無理…というか、受け
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