お昼休みのひと時
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なくてもいいのでは?』と考え始めたので、高町さんに対して見聞色の覇気は、まだ使ってない状況です)
許してもらったとはいえ、流石に昨日の今日でバニングスさんの居るグループに入り込もうとは思えなかったのだ。
そんな煮え切らない状況に、少なからずストレスを抱いてしまい精神的にも疲れたのだ。
―――ガチャリ……
と屋上のドアを開ける。
屋上は日の光と風通しがよく、しかも海鳴市の海が一望できる場所となっている
当然そんな良い場所には人が集まる、今はお弁当を食べている生徒が多く見受けられる。
「お、あそこのベンチ空いてるな……」
と珍しく空いているベンチへ歩み寄り、横になる……。
「(……あぁ、やべ……麗かな陽気に誘われる……)」
魏の軍師様の如く、俺は目を閉じ、睡眠モードへと移行する。
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「ね、ねぇ……神田君、起きてる?」
しかし、寝る一歩手前のとこで体を揺さぶられ、声を掛けられる……。
『だれやねん……』と大阪弁になって内心愚痴る俺。
だが驚くべき事に、目を開けるとそこには俺を見下ろす高町さんの姿があった……。
「た、たかまちさん!?」
いきなりの登場に焦りが隠せず、声と共に跳ね起きる
『何で居るの!?』という疑問が浮かぶ……。
だが俺の声が少々大きかったのだろう、屋上に居る生徒達の視線が俺と高町さんに一斉に向けらる。好奇の目にさらされた俺と高町さんは気恥ずかしさから、お互いに顔を下に向ける。……ごめん高町さん……今回は俺の失態だわ。
「なのは〜!」
「なのはちゃん!」
屋上の奥の方に在るベンチから二人の女子生徒が、騒ぎを聞き駆け寄ってくる
その二人は当然の如くバニングスさんと月村さんだ…。
どうやら彼女達はここでお弁当を食べていたようだ…なら単純に俺が気が付かっただけか。
「(あ、高町さん)」
「ふぇ!? ……(ど、どうしたの?)」
バニングスさんがこちらに向かって来ているので、聞こえないように小声で高町さんに用件を伝えようとする。……流石に昨日事をバニングスさん達に聞かれたら厄介だからだ。
「(昨日の件について話したい事が在るんだ……。
スクライアも一緒に交えて話そうと思うから、放課後空けてもらってもいい?)」
「(う、うん! 大丈夫なの!)」
高町さんは嬉しそうな、それでいて安心したような表情を溢す……
『いや、何が嬉しいのさ?』と疑問を再度抱いた時である。
「ア、アリサちゃん、なのはちゃん神田君と何か話してるみたいだよ?」
「はぁ〜!? 何でなのはと神田が……? と、取り合えず…行くわよ、すずか!」
「うん」
そう言ってこちらを目
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