暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜神々のドラゴン〜
1話
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仲が悪い。お互いの魔法のせいなのか、性格の不一致なのかは知らないが、とにかく仲が悪い。しか

し、「ケンカするほど仲がいい」ということわざがあるように、ナツとグレイは語らずとも意志疎通が

できている。ようにも見える。見えるだけかもしれないが…

・・・

俺が駅に着いたときは予想通り、ナツとグレイは喧嘩をしていた。止めるのはめんどくさいな…。エル

ザが来るまで待つか。

「?」

ナツとグレイの喧嘩を呆れるように見ているひとりの女性がいた。金髪をなびかせて、目も覚めるよう

なスカイブルーのミニスカートから伸びる足や、くびれた足から少しも色気を感じないのは、腰に下げ

ている丸めた鞭と何本もの金銀のカギのせいだろう。

「ロストさんですよね?新人のルーシィーです。ミラさんに頼まれて同行することになりました。宜し

くお願いします!」

いきなり話しかけられた。俺のことを知っているのか

「こちらこそよろしくな」

「あ、エルザさん来ましたよ!エルザさんこっちです!!」

エルザが来たことにきづいたナツとグレイは速攻で喧嘩をやめ、肩を組み、エルザに挨拶。とくにナツ

はハッピー化してる

「なにこれ!?」

ルーシィはエルザの持っている荷物に驚いた

まぁルーシィがびっくりするのは無理もない。俺も初めての時は驚いたもんだ。この荷物の多さに

は…。トラック1台分くらいはありそうな荷物を軽々と片手でもっている。

「何が入っているの?」

「ぬいぐるみだ」

それは俺も知らなかった…

「エルザって意外とかわいいのね」

「ナツ、エルザに話があるとか言ってなかってっけ?」

「そうだった!」

相変わらず忘れっぽいな…

「エルザ!帰ってきたら俺と勝負しろ!」

またか…。ナツは今までエルザに勝ったことがない。キズ1つつけられていないと思う。無謀すぎる挑

戦だ…。今の俺なら勝てるとか言っているが、こないだ挑んだ時も言っていて、結局ぼこぼこにされて

いた。

「確かにお前は成長した。私はいささか自信がないがいいだろう。受けて立つ。」

終わったな、ナツ…。

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