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妖精の十字架
〜魔風壁〜
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を叩き込んだ

「ぐふぅ!!?」

カゲが壮大に吹っ飛び、戦闘不能に陥ったそのタイミングでエルザが駆け付けてきて壁に押し付けて剣を突きたてる

「外の魔法を解除しろ、ノーと言うたび・・・」

「アバラが砕けるぞ?」

成すすべなく承諾の言葉が・・・
聞こえることはなかった
背後から、さっきの雑魚戦で倒したはずの男が壁からカゲの背中にナイフを突き刺していた。カゲの体力はもう限界。力なく膝から崩れ落ちる

「なんで、だよ」

ナツから負のオーラが流れ、壁ごと打ち破る

「ひ、ひぃっぃいいい!?」

壁とともに崩れおちた魔導士は意識を失った

「これがお前らのギルドかよ!」

「やってもらわねばならぬ!!」

「無理だ!この傷じゃ何もできねぇよ!」

「鉄の森ィ!絶対ゆるさねぇ!」

ちょうどその時、ルーシィとハッピーが合流したが空気について来れてなさそうだ

「・・・お邪魔、かしら」

「・・・あい」

俺はとりあえずカゲを担ぎあげた

「ちょ、クルス!何してんだ!?」

「ん?外に連れてって治療してもらう」

「えぇ!敵じゃないの!?」

出来るだけ振動を与えないように慎重に歩きながら駅の外に向かう

「ルーシィ。こいつだって生きてんだ。見殺しにはできん」

エルザは微笑を浮かべ、快く承諾してくれた
ルーシィも何とか納得してくれて、外にでる

「風つえぇぇ!?」

と叫びながらナツが突進をかますが風に阻まれ体を斬られた

「ちょ、ナツ!?やめなさいよ!」

ルーシィが後ろから羽交い絞めで動きを止めるがナツは今もなお暴れた
グレイとエルザは冷静にカゲの止血をはじめ、なんとか血を止めることには成功した

「・・・兄ちゃん!壊せねェのか!?」

「無理だ。こいつは物理的なもんじゃぜったいに壊れない。ワープかトンネルでもなきゃ出られない」

と、その時ハッピーが何かを思いでした様だ

「あーーー!ルーシィ!思い出したよ!」

しょっている風呂敷からひとつの鍵をとりだした。よく見ると黄道十二問の鍵だ

「ちょ!それエバルーの・・・」

「あい!バルゴが自分からルーシィに渡してくれって!」

「ありがたいけど今はちょっと、ねぇ!」

ハッピーの頬を引っ張るルーシィ
おぉーハッピーの頬、よく伸びるなぁ

「ら、らっふぇふぁるふぉならふぁなつくれふし・・・」

訳 だ、だってバルゴなら穴ほれるし・・・
かなりの重大発言だった。穴。その発想はなかったが結果オーライになりそうだ

「ハッピー!もっと早く言いなさいよ!貸して!」

「お前が言わせなかったように見えるが?」

俺の言葉はスルーされ
ルーシィが
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