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銀河鉄道物語 リリカルな異世界[地球]
空間座標
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局なんだから。
技術力は全宇宙でトップだぞ。
「ここは新銀河鉄道管理局の全技術を集結させて造られています。他の分岐点とは比べ物にならないはずです。」
「そうか。」
「それ以外にも緊急事態に備えた防衛システムも世界一なんです。」
「そんなことを教えていいのか。」
あっ。
ヤバイ。
自慢話が始まっちゃってたよ。
どうしよう。
これって査問委員会物だよね。
「はぁ。そろそろ本題に入らせてもらうよ。」
「あっ。はい。」
そう言えば大事な話をしないといけなかったんだよね。
すっかりと忘れていたよ。
「時空管理局本局とミッドチルダ地上本部が攻撃を受けた。」
「僕たちも空間通過中の列車が何者かに撃ち落とされる事件がありました。犯人は不明ですが魔法を使用した痕跡が残っていました。」
言い負けたら終わり。
なるべく優位な位置にたたないと。
「新銀河鉄道管理局は銀河鉄道管理局とは完全に独立した組織です。ですので僕たちはどんなことがあろうと決してお客様の被害を軽くは見ません。」
銀河鉄道管理局は昔から運行に事故は付き物といってきた。
でも僕たちはそうではないと思う。
「ですので僕たちもあなた方に事情聴取を行おうと思っていたところだったのですよ」
嘘入っていない。
ただし僕たちは管理局員。
実行には局長を含む重役の許可が必要だ。
「そうか。だが僕たちは元エリアA管理本部と交渉して妨害は出さないと誓っている。そして君たちが僕たちに妨害してはいけないことも。」
そんなことがあったの。
でもそれをいってしまうと両者とも犯人ではないはず。
それならいったい誰が、
その時だった。
『緊急事態発生、緊急事態発生。科学惑星ヴァルキュリー行きの特急321号近くに高魔力反応(アルカンシェルチャージ)の反応あり。至急、空間鉄道警備隊(SDF)、魔法警備隊(MP)は現場に向かって下さい。』
ビックリした。
ヴァルキュリーはどこの世界よりも進んだ研究をしている惑星で、他の惑星技術に比べると技術差は数十倍に上る。
そこにいく列車にはほとんどが科学者が乗っている。
もし被弾した場合はかなりの損害だ。
でもこれで分かったことがある。
「これで決定ですね。ハラウオン提督。一度時空管理局に戻り報告をされることを提案します。」
「仕方がない。今回はそうしよう。だがまた来るからな。」
それにしても何故バレやすい高魔力反応(アルカンシェルチャージ)なんかしたんだろう。
今回はなんか嫌な予感がするよ。
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